出版社内容情報
「もっともらしいこと」ほど疑え、「原因はただ一つ」とは限らない。健康情報学・疫学の最先端研究者による京大の人気講義を文庫化。
内容説明
まずは「根拠」に当たる習慣を身につけよ。「原因はただ一つ」とは限らない。迷ったときは「比較」で考えよ。数字は必ず「分母」をみよ―。情報をどう判断し、何を信じ、何を疑うべきか。科学的・論理的に判断するとはどういうことなのか?EBM(根拠に基づく医療)研究の最前線にいる京大医学部教授が、「合理的に考える」技術を伝授。文系人間必読!
目次
第1章 イメージで物事を判断していませんか?(それはただのイメージ、思い込みだった!?;知らぬ間に「思考停止」していませんか? ほか)
第2章 それは本当に、正しい根拠?(「その根拠は?」と問う習慣を;「もっともらしいこと」ほど疑おう ほか)
第3章 その数字の読み解き方、間違っています!(数字はときどきウソをつく;必ず「分母」を意識しよう ほか)
第4章 「原因と結果」のねじれに注意せよ(「真の原因」を見極めるために;「運動する人ほど風邪をひかない」は本当? ほか)
第5章 納得できる結論にたどり着くために(「完璧な答え」がなければ動けない?;どんな物事にもリスクとベネフィットがある ほか)
著者等紹介
中山健夫[ナカヤマタケオ]
京都大学大学院医学研究科教授。1961年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。国立がんセンター研究所室長等を経て、2000年より京都大学大学院にて教鞭をとる。06年より現職。05年日本疫学会奨励賞。専門は健康情報学・疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tolucky1962
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