内容説明
三越伊勢丹、ユニクロ、ABCマート、ニトリ、カルビー、JR東日本、台湾ホンハイなど20社・30業界を取り上げ、会計数値からビジネスモデルを読みとく面白さを味わいつつ学ぶ会計入門書。人気MBA講師による好評の『ポケットMBA4ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力』に続編が登場!
目次
1 三越伊勢丹vsユニクロvsしまむら
2 ABCマートvsニトリvsJINS
3 ウォルマートvsH&M
4 イオンリテールvsイオンモール
5 18のメーカーをROAで斬る
6 バリューチェーンのどこを担うかが決算書の構造を決める
7 SPA企業への対抗策を示したメーカーのROAを時系列で読む
8 最後のケーススタディは国内最大の複合企業JR東日本!
9 ROAマップから始める自社の決算書分析
ADVANCED もう一段高い分析のための4つのインプット
著者等紹介
大津広一[オオツコウイチ]
株式会社オオツ・インターナショナル代表。米国公認会計士。慶應義塾大学理工学部卒業。米国ロチェスター大学経営学修士(MBA)。富士銀行、外資系証券、ベンチャーキャピタルを経て独立、現在は経営コンサルティングとビジネスリーダー教育に従事。これまで4万人以上の社会人学生にアカウンティング、ファイナンスを指導してきた。早稲田大学ビジネススクール講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masa
2
今回はビジネスモデルがテーマ。ビジネスモデルの違いが会計上の数字にどのように現れてくるかを丁寧に解説。基本的なことから高等レベルまで、文庫としては十二分な情報量。結局、自分自身で数字を分析をしてみないことには身につかないが、知識として学ぶだけでもかなり勉強になる一冊。取り上げられている企業も有名企業ばかりでイメージが浮かびやすく考えやすい。企業戦略を踏まえて会計数字を見ることの大切さをあらためて実感。2016/12/05
Tsuyoshi Osaka
1
様々な指標から多くの企業を分析し、その考え方を自社の経営分析・改善に役立てるよう紹介している解説本です。著者が特に注目しているのはユニクロで有名なSPA(製造小売業)と呼ばれる形態で、ABCマート・JINSなど実際の企業の決算資料を基に詳細な分析・解説をわかりやすく展開されています。その中でも注目されているのがROA(総資産利益率)という指標なのですが、いろいろな企業のこの指標を比較・分析することにより、各企業の経営方針や考え方、目指している方向など重要なことが本当によくわかって、大変勉強になりました。終2015/02/10
のぼる
1
優れたビジネスモデルを保有する実在企業の決算書の構造を学び、自社の決算書分析に繋げ、新たな経営戦略、ビジネスモデルを構築していく。具体的事例が多く使われ、興味深く読み進めましたが、徐々に難しく、ついて行けなくなりました。この間読んだ「7回読み」が必要か…2014/12/30
MM
1
財務構造を決めるのはビジネスモデルであり、逆に言えば財務構造からビジネスモデルを考え、改善していくことの重要性を指摘している。Advancedの章の分析ワークシートは、目安も示していて使えると思う。 財務諸表を見るとき、期間比較、同業他社比較はすると思うが、そこでビジネスモデルに掘り下げて、なぜこういう財務構造なのか? ということを考えることで、改善ができる。会計監査の視点とは違う視点で、参考になる。2014/12/08
えだまめ
0
数字から仮説を立てて企業を当ててきた。次の数字の方向性、目標の立てかたを考えられるようにまた読書していきたい。2017/02/06