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日経ビジネス人文庫
会計不正―会社の「常識」監査人の「論理」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 430p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532196622
  • NDC分類 336.97
  • Cコード C0134

内容説明

粉飾、偽装、資金の不正流用―なぜ会計不祥事は後を絶たないのか?企業と監査人、それぞれの抱える事情と本質的な欠陥を、現場に精通する立場から、自らの反省も踏まえ鋭く指摘した話題の書。2011年のオリンパス事件も踏まえ、待望の文庫化。

目次

第1章 会社に何が起きているのか
第2章 経営者はなぜ会計不正をするのか
第3章 企業の社会的責任は存在するのか
第4章 監査人は何をしているのか
第5章 監査人はなぜ会計不正を見逃すのか
第6章 統制環境をどのように考えるべきか
第7章 不正を許さないシステム
第8章 監査人は会計不正にどう対応すべきか

著者等紹介

浜田康[ハマダヤスシ]
1952年生まれ。1975年、早稲田大学理工学部卒。1977年、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。1979年、公認会計士登録。中央青山監査法人を経て、現在、あずさ監査法人代表社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

19
読了までに1か月半も要してしまった。原因は、公認会計士ではないため、また、企業会計についての知識がないため。そんな私が本書を読んだ理由は、4年後に公認会計士試験受験を計画したことによる。感想は、「不正は必ずある」ということ。ケアレスミスから意図的なものまで原因は様々であろうが、人間は完璧でない以上、不正は必ず起こる。企業側にも、監査人側にも。企業活動に留まるものではなく、私生活、国民としての判断ミスによる国政の停滞もあろう。それを踏まえ、我々は常に「公益」というものを念頭に置き、行動する必要があると思う。2019/08/16

ゼブラ

4
転職して、企業会計に多少なり携わる業務に就いたところでの再読。なかなか染みる言葉が散りばめられています。その会社の利益の源泉、商品の特性を自身の腑に落ちるまで要因を掘り起こすべきとする筆者の主張は「正しい」と感じられました。2019/05/22

ゼブラ

4
2008年に発行され、2012年に文庫化された本ですが、全然古びていない良書と感じました。東芝問題等を受けて、興味を持って本書を手に取りました。 「監査」という限定的なカテゴリーにおいての話であり、細かい実務についても丁寧に解説してくれていますが、ここで書かれた話はビジネスに携わる社会人にとって誰しも心に留めておくべき大事なことが書かれていると感じました。プロフェッショナルの気概というのか、それは分野を問わず、社会人として持ち合わせるべき姿勢であると思います。2017/07/25

ちゃーりー

2
外部監査人(監査法人)による財務諸表監査、会計監査を中心に書かれていますが、監査の視点や考え方は、内部監査人、監査役にとっても、役に立ちます。 監査に関係のない方でも、第1章の、様々な企業における不正や不祥事の事例、第2章の、なぜ経営者が会計不正を行うのか(いわゆる、不正のトライアングル)、第3章の、企業の社会的責任までは、ぜひご覧になってはいかがでしょうか。2019/09/27

ふ~@豆板醤

2
3。カネボウやライブドアの事例紹介。監査側の集団愚考という問題点が印象的だった。有能な人が集まったが故の現象。癒着の例もあったけど、謙虚さは大事だと改めて思う。2017/07/13

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