内容説明
姿を見せず、トップ機能の一部となる―。かつて参謀として都知事を支えた著者が、信長の沢彦、家康の太原雪斎、忠臣蔵の堀部安兵衛などの著名な人物を取り上げて、“真の参謀とは何か”を検証する。
目次
第1章 参謀は匿名であれ
第2章 信長に天下思想を与える―沢彦
第3章 家康を育てた反面教師―太原雪斎
第4章 忠臣蔵の真の演出者―堀部安兵衛
第5章 日本最後の将軍の黒幕―黒川嘉兵衛
終章 参謀不要の時代
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
作家。1927年生まれ。東京都庁に勤め、広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任して退職、作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
23
”名を秘す”。興味深い視点。トップと参謀の違いは同感。最終判断・責任はあくまでトップ。印象に残る人物は、沢彦と太原雪斎。共通点は本職、そして当時の中国思想・学問の影響。付け加えて「悲壮の美学」からは、日本人観を垣間見る。一方、半兵衛の「健康管理の問題」。持病に責任を問うのは、若干酷かなぁ。腹に落ちない点があるのも事実だが、歴史を異なる視点から見ることもできる気がする。2013/02/15
さきん
21
違う本で前に一回読んだことがあったようだ。内容はシンプル。日本史の参謀的人物を振り返る。いかにも名参謀と称えられる竹中半兵衛や山本勘助、直江兼続、孔明は戦術面では名を遺すに値するが、戦略面では目的を達成できておらず、その悲劇的最期が日本人に愛されているくらいと評価している。日露戦争時の児玉源太郎、大モルトケあたりが戦略面でも成功した参謀的存在だが、名を秘すという点では徳川家康を育てた雪斎や補佐した天海を高く評価している。2018/10/27
ikatin
6
違った切り口での参謀論かと思ったら、リーダーは参謀を兼ねよということが終始繰り返し。残念ながら期待外れ。2012/11/10
Tom Zacky
4
トップと参謀の違いには同感。 名軍師と言われた諸葛孔明、竹中半兵衛、真田幸村等を参謀ではないと斬るのはおもしろかった。 ただ、6章中の1章、かつ250ページ中の80ページも忠臣蔵に費やされたのには不満。 ちょっと偏りすぎでしょ、、、本のタイトル変えた方がイイでしょ。。。 読まずに飛ばしてしまった(;´・ω・) リーダーは参謀を兼ねるべきと主張するが、反対。 (ヾノ・∀・`)ムリムリ2013/04/14
まる@珈琲読書
3
★★★☆☆ ■感想:第1章で一般的に名軍師と言われる諸葛亮や竹中半兵衛、直江兼続を切って捨てる大胆さ。参謀の役割を情報収集から選択肢の提案までとし決断はトップの役割としていることには納得。終章では現代を参謀不要の時代とし、トップが参謀性を持つこと、成員すべてが参謀となることで職場の活性化になるとしている。まえがきで筆者自身が乱暴な立論と書いているが面白い見方だと感じた。 ■学び:参謀の役割は選択肢の用意 ■行動:姿をみせずトップ機能の一部となる2012/10/27




