内容説明
お客様の意見は生きた教科書である―。壱番屋をトップシェアに導いた成功の秘密は、アンケート葉書に寄せられた客の声に耳を傾けること。「お客様の本音」から何を学び、どう活かしたかを豊富な実例とともに明かす。
目次
第1章 成功のカギとなったもの(店をきれいにすればカレーの味が良くなる;料理の提供が遅くても文句が出ない方法 ほか)
第2章 お客様の喜ぶ顔が見たい(モットーは「ニコ・キビ・ハキ」;お客様が究極に求めているものは何か ほか)
第3章 繁盛の秘訣となった「こだわり」(評判が悪くてもらっきょうを有料にする理由;二流立地が教えてくれた商売繁盛のコツ ほか)
第4章 アンケート葉書でお客様から学んだこと(どんな経営指南書にもまさるお客様の声;調理面で反省すべき諸点 ほか)
著者等紹介
宗次徳二[ムネツグトクジ]
壱番屋創業者特別顧問。1948年石川県生まれ。愛知県立小牧高等学校卒。78年カレーハウスCoCo壱番屋を創業。82年株式会社壱番屋を設立し、代表取締役社長に就任。98年代表取締役会長に就任。2002年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
45
図書館本。久しぶりに金山でココイチ食べた。極貧から資産200億の超大金持ちになった、ココイチ創業者の宗次氏。普通の内容。ココイチのカレーが普通の味なのに、何故か通ってしまう、その理由が知りたかったが、結局わからなかった。少なくとも秘伝のスパイスが、その理由では無いことは、わかりました(^^)2016/06/18
南
26
お客様の声って、細かいところにあるんだなぁ、と思った。割引サービスを利用するお客さんが引け目を感じていることに配慮し、より丁寧な対応をすべきことや、ニコ、キビ、ハキが素敵なサービスを作ること、仕事(介護)にも活かしたいと思いました٩(๑•ㅅ•๑)و♡。2018/10/15
ヒラP@ehon.gohon
17
お客さんのアンケートを基に、痛みもさらけ出しての自己分析。その謙虚さと改善姿勢、良いですね。2020/07/03
手押し戦車
10
人は働く部分と買物をする時に消費者になる部分がある。商品を買う事は価値に対してお金を支払う。会社に売上を持って来てくれるのはお客様。供給者の目線で事業を行っていると消費者の目は厳しくなり売上が減る。お客様目線の商売には、話す技術より聞く技術が重要になって行く。良い事は素直に聞けても悪い事は聞けなくなる。失敗や悪い部分こそお客の重要な声が詰まっていて、その要望に誠実に対応し実践を繰り返して行くのがお客様目線の商売になって行く。お客のクレームこそ会社に足りないサービスや改善点、接客力を指南する経営書になる。2014/12/26
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
9
実はココイチのカレーが好きです。実は、というのは、食に一家言ある人からの「あんなまずいもの」という意見を目にしたら、それに対して、おいしいと思う自分に引け目を感じるからです。これは私の食のコンプレックスゆえ。アンケートの活かし方はすばらしい。教育もしっかりとやっていらっしゃるのだろうけど、残念ながら私がこれまで利用したココイチで、そんな素晴らしい接客に遭遇したことがないのはなぜ?2018/04/04