日経ビジネス人文庫
撤退の本質―いかに決断されたのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 466p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532195526
  • NDC分類 391.3
  • Cコード C0134

内容説明

撤退は、どんな状況で決断されるのか?公認会計士と軍事の専門家2人が、企業・軍事の両面から撤退を分析。歴史的実例を交えながら、リーダーの判断力や決断力、実行力の違いをあげて、戦略的な決断とは何かを導き出す。

目次

第1章 事前に的確な見通しが必要
第2章 無理な論理は駄目
第3章 決断は迅速に
第4章 事実を見る目
第5章 先見の明
第6章 タイミングが大切
第7章 臨機応変に
第8章 隠された真実

著者等紹介

森田松太郎[モリタマツタロウ]
1929年札幌生まれ。北海道大学農学部農業経済科卒業。小樽商科大学経理経営専攻科修了。公認会計士開業、監査法人朝日会計社設立とともに代表社員。朝日監査法人理事長、日本アーサーアンダーセン研究所理事長、日本ナレッジ・マネジメント学会理事長、JA全国監査機構監査委員長、松下政経塾監事、住友財団監事、NPO法人VERSTA理事長を歴任

杉之尾宜生[スギノオヨシオ]
本名:孝生。1936年鹿児島生まれ。防衛大学校応用化学科卒業。陸上自衛隊入隊、第7師団戦車大隊、同偵察隊、中央調査隊、第1師団偵察隊、中央資料隊、防衛研修所戦史部を経て防衛大学校助教授・教授(元1等陸佐)。現在、孫子経営塾代表、日本軍事史学会理事、国際戦略シナジー学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

24
撤退というテーマに期待したが、ビジネスと戦争を通した法則のようなものは見いだせていない。戦争においては、ソ連の縦深や日本の硫黄島の戦い、ベトナムの地下ゲリラもあったら良かった。ビジネスは富士フィルムの事例とか取り上げたら良かった。既存事業の見切りをどの時点でつけるのか、そこからどうやって利益を確保しながら足を洗っていけるのか勉強したい。2021/01/29

3
8つのテーマに沿って、戦史上と企業における実例が示されるが、わりと牽強付会というか、「そんなに共通点あるかな…」という印象。おまけに出てくる教訓も「タイミングが大事」とか「無理な論理は駄目」とか、いや当たり前では…という内容がほとんど。また、軍事に関しては予備知識の必要な単語がポンポン出てくるので、ビジネスマン向けにしてはやや専門的すぎるように思われる。加えて、些細ながら「領海が200マイルまで拡大した」など不正確な記述も散見される。2017/10/01

小豆洗い

1
歴史の失敗事例、成功事例と企業の事例とを対比させて「決断」の重要性をまとめた一冊。多少むりくりな感じの部分もあるが。。個人的にはIHIのジェットエンジンの開発にロマンを感じ、第一次世界大戦でドイツが戦争に投入した戦車の話がおもしろかった。ジェットエンジンと戦車、暇があったら掘り下げてみるか。2013/03/19

芸術家くーまん843

1
・戦国時代の戦争の慣わしを熟知する織田信長は、総大将として最後の瞬間まで生き残る努力を続けることを最も重視して実行した。・朝倉攻めのため進軍していた信長は、妹婿の浅井長政に裏切られ、背後をつかれる。このときの金ヶ崎における信長の迅速果断なる戦術的な撤退の決断は、「天下布武」という長期的な戦略目的を常にあらゆる情勢判断の基礎にしていた、信長の思考回路から発するものであった。・「平素において修羅場の体験を経ることなしに、ある日突然戦場の修羅場に投入されるのが軍人の宿命である」とは、英国の軍事研究家リデル・ハー2012/11/22

VC

1
それぞれの章ごとに軍事編と企業編に分かれているが、基本軍事中心な感じ。日本陸軍ないで意外と乃木批判が多かったのが印象的 2012/02/19

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