日経ビジネス人文庫
名著で学ぶインテリジェンス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532194666
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0131

内容説明

グローバル化する経済社会において欠かせないキーワードになっているが、日本人に最も欠けているセンスが「インテリジェンス」だ!本書は、その歴史と発想法を、国内外の名著から読み解く日本初のインテリジェンス・ガイド。

目次

第1部 インテリジェンス研究の古典(情報分析の礎を築く―S・ケント『アメリカの世界政策のための戦略インテリジェンス』;情報史研究の金字塔―H・ヒンズリー他『第二次世界大戦におけるイギリスのインテリジェンス』 ほか)
第2部 インテリジェンスを学ぶためのテキスト(インテリジェンスを学ぶ最初の一冊―M・ローウェンソル『インテリジェンス秘密から政策へ』;インテリジェンス運営の「秘訣」とは―M・ハーマン『平和と戦争におけるインテリジェンス・パワー』)
第3部 戦争とインテリジェンス(クラウゼヴィッツ主義者の情報論―M・ハンデル『戦争、戦略とインテリジェンス』;連合軍の対日インテリジェンス―R・J・オルドリッチ『日・米・英「諜報機関」の太平洋戦争』 ほか)
第4部 冷戦―東西対立とインテリジェンス(冷戦におけるインテリジェンスの役割―L・フリードマン『アメリカのインテリジェンスとソ連の戦略的脅威』;インテリジェンスは誤った政策を救えるか―P・クラドック『汝の敵を知れ合同情報委員会は世界をどう見たか』 ほか)
第5部 秘密情報部の足跡(対外情報機関の栄光と挫折―P・ベルネール『フランス秘密情報機関ファンビル部長の華麗な冒険』;スパイの歴史としての二〇世紀―J・T・リチェルソン『トップシークレット20世紀を動かしたスパイ100年正史』 ほか)

著者等紹介

小谷賢[コタニケン]
防衛省防衛研究所戦史部教官。1973年京都府生まれ。立命館大学国際関係学部卒業後、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修士課程修了。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。2004年から現職。専門はイギリス政治外交史、インテリジェンス研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

4
戦いに勝つためには、ただ戦力を増強すればよいわけではない。無論戦力は必要だが、それと同じくらいに戦力を正しく運用することが重要である。そして、戦力を正しく運用するためには、情報を適切に扱う必用がある。個々を軽視してしまえば、せっかく増強した戦力が無駄になってしまう。2013/09/24

さきん

3
日本は情報に疎くなりがちだが、インテリジェンスを勉強する際に何に当たればよいか教えてくれるガイドブックのような内容である。どっちかというと専門家向けかもしれない。2015/07/10

おっくー

3
教官に勧められた本。インテリジェンスに関して名著とされる本の紹介がされており、基本的に著者の紹介、内容、解説である。日本のインテリジェンスに対する学術的な研究が進んでいない現状がよくわかる。また、翻訳されていない名著が多かった。あとはインテリジェンスを提供する側よりも政策決定者がインテリジェンスを蔑ろにすることは今後も大きな問題であることを確信した。2014/05/21

しろくまZ

2
これから本格的にインテリジェンスを勉強したい人のための文献ガイド。翻訳物が少ないのは仕方が無いか。2012/05/23

guranobi

1
諜報活動についての名著の概説書。紹介されている書籍の中から関心のある分野のものを読み進む手がかりとなる。本書は、京都大学の情報史研究会編集となっているが、あとがきを防衛省防衛研究所戦史部教官の小谷賢氏が書いていることからも、日本のインテリジェンス組織が日本のインテリジェンス研究の水準を高めたいとの意図を持って、本書の編纂・出版に関わっているのではないか。本書は概説書ではあるが、紹介されている書籍のみならず関連する文献への幅広い理解をもとに書かれている。高度な専門家の手によるものと思う。2012/05/15

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