内容説明
動物学、化学、人類学、物理学、工学の各分野において第一級の業績を挙げたサイエンティストたち。観察、実験、発明、理論構築…。彼らを研究の道に駆り立てたものはなんだったのか。ノーベル賞受賞者２名を含む理系の学者たちが学究人生を振り返る。
目次
私の履歴書 今西錦司（生家は西陣織屋―大家族の中で育つ；個性の形成―自然に“リーダー”に ほか）
私の履歴書 福井謙一（ノーベル賞受賞―自然に憧れ化学の道；生地・大和―両親ともに旧家の出 ほか）
私の履歴書 河合雅雄（霊長類学―戦争体験、研究の動機；両親と故郷―父、独学で歯科医師に ほか）
私の履歴書 西澤潤一（愚直一徹―「愛」こそ人生の原点；三河義通―頑強さ父、短気母から ほか）
私の履歴書 小柴昌俊（宇宙への窓―ニュートリノと半生；両親―陸軍軍人の父、昔気質 ほか）
著者等紹介
今西錦司［イマニシキンジ］
生態学者、人類学者。１９０２年京都生まれ。ニホンザル、チンパンジーなどの研究を進め、日本の霊長類社会学の礎を築いた。登山家としても知られる。１９９２年逝去
福井謙一［フクイケンイチ］
化学者。１９１８年奈良県生まれ。「フロンティア軌道理論」によりノーベル化学賞受賞。１９９８年逝去
河合雅雄［カワイマサオ］
文化人類学者。１９２４年兵庫県生まれ。京都大学霊長類研究所所長、日本モンキーセンター所長などを歴任。「草山万兎」のペンネームで児童文学も執筆する
西澤潤一［ニシザワジュンイチ］
工学社。１９２６年宮城県生まれ。「ミスター半導体」、「光通信の父」と呼ばれる。東北大学総長、岩手県立大学学長、首都大学東京学長などを歴任
小柴昌俊［コシバマサトシ］
宇宙物理学者。東京大学特別栄誉教授。１９２６年愛知県生まれ。「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献」によりノーベル物理学賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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カネコ
