内容説明
学級崩壊、学力低下…。お笑い放送作家が悩んだ末に長男の中学受験を決意!ところがこれが面白く奥深いのに驚愕。塾探しから志望校選び、過去問研究、入試本番まで、家族の絆も強まった泣き笑いの3年間を、実践ノウハウを交えて披露する。「中学受験のバイブル」と言われた話題作を文庫化。
目次
中学受験で子供と遊ぼう
受験させるつもりはなかった
父母の逡巡
長男の挫折
私立中学に決めた理由
塾選びは親の責任
志望校選びは難しい
二度目の塾変更
次男の登校拒否が直った
お父さんは過去問を解いてみよう
志望校変更と偏差値
長男二度目の挫折と夫婦ゲンカ
一日八時間の勉強と塾の先生
入試問題を大研究してみる
受験生家族の秋は忙しい
ヤマをはる
いよいよ入試本番だ
私立中学にはいってみれば…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hippos
6
受験対象校が優秀すぎるのでうちの愚息の参考にはならないけれど、お父さんの奮闘ぶりには非常に好感がもてた。子供とつきっきりで関わり合える最後の時期だからこそ大切にしたいと思った。2016/04/09
みんと
2
中学受験というと親と子供の二人三脚で望まなければ成功はないといわれているが、読んでいて胸が痛くなる思いだった。子供の強い決断は必須だが、その前に親が受験生の親になりきれるだろうかと情けない不安を抱いてしまう。1日9時間の勉強っていったいどんな時間配分をすれば可能なのだろう?睡眠時間は?いくら自分の夢を叶えるためとはいえ遊びたい盛りの小学生なのだ。親も一緒になって問題を解く姿が当たり前になった今、とにかく自分が先に弱音を吐かぬよう強い親にならなくてはと思うのだ。2009/11/15
嫌々爺
1
でもあんたの息子の現在、高橋維新じゃん……。という感想しか浮かばない。「中学受験なんか無駄」「学歴と頭の良さは関係ない」「勉強ばっかしてる奴は人として大切なものが欠けている」なんて愚劣なことは言わないが、中学受験だけでなく性格面も、もうちょいケアしてあげた方がよかったのでは? とは思う。2018/05/08
おかつ
1
受験に出遅れた父親の奮闘記。傾向を読み解いたり予想問題を作ったり。ここまでできる父親は凄いと思う。2014/10/19
YH
0
『中学受験 BIBIE』,荘司雅彦で、少し古い本だが家族で受験に取組む重要性がわかると紹介されていたので読んだ。 親がまず覚悟を決めること、子どもの意志を尊重する云々の前にそこが重要。妻とのガチバトルは既に11ラウンドに入り、僕はヘロヘロだがやるしかない。 ・中学受験は親の確固たる意志がないと乗り切れないp28 ・長男も、受験生というジャンル、12歳の遊びたい盛りの小学生というジャンルの両方に属している、ジャンルの間を揺れ動く長男の気持ちを、あくまで個人としてケアする。それができるのは親だけp1582017/12/08