出版社内容情報
2リーグ制発足と同時に半世紀余り。ついに消滅した近鉄を中心に、「大阪」「パ・リーグ」の現場を通して描く、球界のもうひとつの歴史。草創期から取材してきたベテラン記者ならではのヒトくさいエピソードが満載。
内容説明
1950年セ・パ2リーグ分立以来、唯一日本一になれなかった球団、近鉄。しかし、球史に残るドラマの数は日本一?「実力のパ」と言われた時代に、西鉄、阪急、南海などの強豪に果敢に挑んだ。この愛すべきパ・リーグ球団を長年見つめてきたベテラン記者が、消滅までの半世紀を、他球団も含めた選手・監督の人間味あふれるエピソードを紡いで回顧する。
目次
第1章 最弱軍団、かく戦えり(半世紀前にも消滅の危機;勝率2割3分8厘 ほか)
第2章 わがバッパロー(「日本一になるまで」;幻のひとり立ちプラン ほか)
第3章 「実力のパ」の歯ぎしり(消された西鉄;V9に沈んだ猛者たち ほか)
第4章 猛牛が角を向けた時(レッドdeハッスル;巨人はロッテより… ほか)
第5章 どうなる「頑張ろう大阪・神戸連合」(「頑張ろう神戸」;“ストなし労組”のスト決行 ほか)
著者等紹介
浜田昭八[ハマダショウハチ]
スポーツライター。1933年大阪生まれ。56年関西学院大学卒業、デイリースポーツ社入社。60年日本経済新聞社入社。運動部で一貫して野球を担当し、編集委員を経て97年退社
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