出版社内容情報
百年前に消えた幻の酒「満殿香酒」を中国に捜す旅、平安貴族が飲んだオンザロック、焼酎のルーツはどこか――など、いつの世も人の心をとらえて離さない酒の謎に、ご存知、「食の冒険家」小泉先生がせまる。
内容説明
百年前に消えた幻の酒「満殿香酒」を中国に捜す、平安貴族が飲んだオンザロック、武士の酒飲み法、焼酎のルーツはどこか―など、いつの世も人の心をとらえて離さない酒にまつわるミステリアスな謎に、ご存知、「食の冒険家」小泉先生が迫る。
目次
「酒」の語源
米を噛んで酒を造る?「口噛みの酒」
「毒酒」―神をも眠らす酒の正体
「澄酒(清酒)」の起源はもっと古い
平安酒のミステリー
火入れ温度のミステリー
桃の節句に白い酒
「番船競争」の超スピード
甘酒はなぜ夏の季語か〔ほか〕
著者等紹介
小泉武夫[コイズミタケオ]
東京農業大学教授、農学博士。1943年福島県の酒造家に生まれる。66年東京農業大学農学部卒
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomomi Yazaki
16
今回のテーマは酒。発酵学の大家だから発酵食品である酒も小泉先生の掌にあるはず。酒。もちろん日本酒。外国人は「サキ」と発音する。そして日本に来て酒を呑み、その美味しさに驚く。海外では多くの店が中国の酒を日本酒として提供しているから無理もない。それはさておき、先生の推理はなかなか面白い。酒の起源。噛み酒を始めとする数々の疑問を推理してゆく。そして話は日本に留まらず中国へ。紹興酒はその酸味の度合いを楽しむ酒だから、ザラメなんか入れたらそれが台無し。酒呑みならずとも楽しめる、興味の尽きない話が満載の一冊です。2025/07/30
tomaton44
2
お酒に関する雑学的内容の本。 主に日本のお酒と中国のお酒がメイン。 ワインやウイスキー・カクテルについても若干の言及あり。 類する本を読んでいると内容的にかぶるものが多いが、 それぞれの著者の解釈の違いなんかが楽しめる。 2011/04/09
雨巫女
2
酒飲みなので、飲みながら読みたかった。2009/05/23
秋津丸
1
昔、NHKスペシャル「大地に種をまいたとき」で、小麦はなぜ栽培されたのかという内容をやっていた。その時から人とお酒の最初の関係に興味があった。 著者を調べたら実家が酒造家、更に酒好きなために、本の内容もお酒の内容がプンプンする。しかも、歴史の文献に出てくるお酒を、自ら実験する等、読んでいて面白かった。個人的には、八塩折之酒も作った感想も欲しかったな2014/11/27
マサトク
1
雑多な酒エッセイの寄せ集め、てはあるが、一つ一つがやけくそに細かく詳しいのでひたすら読んでて楽しい。いろいろな酒を飲んでみたくなる。とくに、中国の白酒とフランスの黄ワインは気になるな。前者は奥行きゆえに、後者は希少性ゆえに。酒好きには良書。2014/05/28