日経ビジネス人文庫
なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか―記憶と脳の7つの謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532192549
  • NDC分類 141.34
  • Cコード C0136

出版社内容情報

大切な約束をぽっかり忘れたり、人の名前を思い出せなくなったり、大きな勘違いをしでかしたりするのはどうしてか。日常的な物忘れからアルツハイマー病まで、「記憶」という不思議な現象をやさしく解説する。

内容説明

大切な約束をぽっかり忘れたり、人の名前を思い出せなくなったり、大きな勘違いをしでかしたりするのはどうしてか。日常的な物忘れからアルツハイマー病まで、「記憶」という不思議な現象をやさしく解説する。

目次

序章 記憶は「神さまのお恵み」か
第1章 なぜ、ずっと覚えていられないのか―物忘れ
第2章 忘れっぽい人の研究―不注意
第3章 あの人の名前が思い出せない―妨害
第4章 デジャ=ヴュから無意識の盗作まで―混乱
第5章 偽の記憶の誕生―暗示されやすさ
第6章 都合がいい記憶、都合が悪い記憶―書き換え
第7章 嫌な出来事が忘れられない―つきまとう記憶
第8章 七つのエラーの正体を探る

著者等紹介

シャクター,ダニエル・L.[シャクター,ダニエルL.][Schacter,Daniel L.]
ハーバード大学心理学部教授。1974年ノースカロライナ大学卒。トロント大学で修士号・博士号取得。オクスフォード大学臨床心理学部の客員研究員、アリゾナ大学心理学部教授を経て、現在にいたる。記憶に関する研究の第一人者として知られる

春日井晶子[カスガイアキコ]
翻訳家。1968年生まれ。東京外国語大学ポルトガル・ブラジル語科卒。経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部(在パリ)などを経て現在にいたる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

40
「あの人の名前が出てこない」「物の置き場所がわからない」等の物忘れに関して、脳科学・心理学的に分析した著書。物忘れをする脳のしくみの解説から始まり、名前が思い出せなくなった時の脳の状況、無意識に記憶の内容が改竄される事態だったり、嫌な記憶が忘れられない理由まで、さまざまな「記憶」に関する事象が分析されている。トラウマに対する対処方は、トラウマを追体験させる暴露療法が効果的など「過去の嫌な記憶の忘却方法」も紹介されており、非常にいい学びとなった。2019/09/20

yooou

2
☆☆☆★★ 今ひとつ。どこかに辿り着いた感じがないのは何故なんだろう。テーマはいいのに勿体ない感じでした。2010/06/03

nata

1
自分が感じるよりも記憶はずっと不確かで改変されやすいもの。特に、偏見や事後の誘導で記憶が歪められてしまうというのは、もっと知られるべき事実だと思う。2017/04/29

garyou

1
「なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか」はこの本のうちのほんの一部に過ぎない。「7つの謎」をかなり駆け足で紹介してみた、といふ感じか。なんとなく散漫な印象を受けた。2012/04/10

kuma-kichi

1
うーむ。もう一つ。7つのトピックにまとめたまでは良いのですが、研究書でも、一般書でもない、中途半端な構成。評価しにくいなあ。2010/12/23

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