出版社内容情報
残業を重ねて社員は必死に働くのに、会社は赤字。社内には不信感が渦巻き、人も給料も減らされ、上からは改革の掛け声ばかり。こんな会社を本当に蘇らせた手法を迫真のドラマで描く大ベストセラー、いよいよ文庫化。
内容説明
残業を重ねて社員は必死に働くのに、会社は赤字。社内には不信感が渦巻き、口ばかりの評論家が氾濫。リストラで人も給料も減らされ、上からは改革の掛け声ばかり。こんな会社を本当に蘇らせた驚くべき手法を迫真のドラマで描いたベスト&ロングセラー。待望の文庫化。
目次
第1章 あきらめるのはまだ早い
第2章 突破口を開く
第3章 改革はなぜ失敗するのか
第4章 動き出す自律のサイクル
第5章 スピードの勝負
第6章 ビジョンを掲げる
第7章 正念場の危機
第8章 奇跡の再生
著者等紹介
柴田昌治[シバタマサハル]
(株)スコラ・コンサルト/(株)エデュコンサルト代表。1979年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。大学院在学中にドイツ語語学院を始め、その後、ビジネス教育の会社を設立。企業内教育、人材活性化、企業風土改革のサポートを数多く手がける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おっとー
12
不可抗力により読まざるを得なかった本…ということで稀なビジネス書レビューです。ただこの本、そんなに的外れなことは言ってなくて、オフサイトミーティングと呼ばれるゆるい打合せにより企業風土が改善していく姿を物語的に描いている。これは時間も話題も気にせず、職位や所属も気にせず、出席者の自由な発言を歓迎するものであり、一見非効率に見えるけれどもアイデア出しにはうってつけの手法である。ただ多様性を尊重するのなら登場人物にもっと女性はいるべきだし、結局これが「会社のため」になってるあたりはなんともいえないよね…2020/06/01
aponchan
11
少し古い本だが、「あなたの会社が理不尽な理由」【清水勝彦氏著書】をきっかけに読了。自分の身の周りに現在起っていることに近い事例で職場の風土改革へのヒントを与えてくれる。物語的に描かれているので、非常に分かりやすいし、読み易い。今は、働き方改革が流行だが、この本が出た20年前と状況は何も変わってない事が良く分かる。良書。2018/10/05
naka
9
いいから読め、と言われて読みました。学生時代の一時、学部に飽きて心理学の本をよく読んでいた時期がありました。これは社会心理学の応用にも見えます。行動に反映されなければ、学んだとは十分には言えない。2018/02/23
しんた
7
長かった。内容は下請け製造業の実情が描かれており、勉強になったが結構くどい。何度も投げ出しそうになる。会議など色々定義してあるので実践できるかも。2015/07/20
J Wata
6
自律、それが日本企業に求められている。ただ、日本の教育に自律要素はなく、そこから変えないといけないのではないか。2023/10/15