出版社内容情報
卓越した業務運営による最低の総コスト、最高の商品の追求、顧客との緊密な関係による最良の解決策――。業界トップ企業の戦略は、この三つの価値基準から一つを選択し強化すること。市場支配の法則を明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H.Horio
2
1-3,8,9章を再読。カスタマーインティマシー企業の本質は総合的な解決策の提供にあり、顧客との親密性はあくまでそれを可能にするための手段なのでは、というところが認識が変わったポイント。製品開発に携わるものとしては、以下を抑えておきたい。 p212 カスタマーインティマシー企業は業界トップになる製品を売ってはいない。かれらのビジネスは次第に進化、改良される製品の流れに乗って成り立っており、革命的な変化に頼っているのではない。/ 漸進的な改良というのはアジャイルにも通ずるのでは、と感じた。2014/04/03
牧神の午後
1
原著は1995年刊行なんで、当然情報は古い。巨象が踊りIBMは奇跡の復活を果たしたし、トイザラスはウォルマートからの大攻勢で今や青息吐息。それでもこの本に書かれていることは全く古びていないことが凄い。ナンバーワン企業は客を選ぶ、第一の客は画一化されたサービスをコスト重視で選択する、第二の客はともかくとんがった製品を選択する、第三の客はリレーション重視。これらの客からどの客を選ぶかで企業の文化、価値基準、オペレーション、マネジメントが決まってくるというケーススタディも判りいやすい。さて自分の会社は?2012/09/18
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