出版社内容情報
書名
内容説明
「並盛280円のドラマ」「定食と牛丼とご飯の関係」「盛りつけの秘技」「倒産からの再生劇」「ファストフードのブランド戦略」―。日本を代表する経済学者と外食産業のリーダーがバラエティ豊かに繰り広げる牛丼談義。身近な話題に経済・経営の真理を満載。
目次
第1章 並盛280円―価格を変える会社が変わる
第2章 「うまい、安い、早い」の変遷
第3章 「食材」の秘密
第4章 肉盛り一発飯盛り二回―マニュアルと人作り
第5章 店舗の形が変わっていく
第6章 倒産と復活の舞台裏
第7章 吉野家ブランドの未来
解説 牛丼に経済の真理が宿る(伊藤元重)
著者等紹介
安部修仁[アベシュウジ]
株式会社吉野家ディー・アンド・シー代表取締役社長。1949年生まれ。福岡県立香椎工業高校卒業。アルバイトがきっかけで、72年吉野家入社。80年の倒産後は再建に尽力。営業部長などを経て90年代表取締役常務。92年より現職
伊藤元重[イトウモトシゲ]
東京大学大学院経済学研究科教授。1951年生まれ。74年東京大学経済学部卒業。78年ロチェスター大学大学院経済研究科博士課程修了。79年同大学Ph.D.取得
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
9
吉野家にもたくさん工夫、アイデアが詰まっている事が分かった。
aponchan
3
清水勝彦氏著書「あなたを脅かすあやしい常識」に掲載されていたことをきっかけに読了。対談形式になっていて、分かり易く面白かった。少し古い本ではあるが、マニュアル化の功罪や分業による成功・失敗等々、自分自身も職場改善に使えそうなネタが沢山あった。城山三郎氏著作「外食王の飢え」モデルにもなったロイホ創業者やすかいらーく創業者の話も垣間見え、フランチャイズ方式等の理解が進んだとも思う。読んだ本が増えてくると、理解が増す気がした一冊となった。2019/04/11
NN
3
バイトから叩き上げで社長に上り詰めた著者。出版は2000年代前半で、BSE問題で牛丼販売停止になる前の、低価格戦争がちょうど始まるぐらいまでの同社の足取りが描かれる。 対談本だが、同社の店舗あたりの売り上げや回転数、出店・撤退戦略まで具体的な数字が示されながら踏み込まれていて勉強になる。 これを読むと吉野家は10年以上前からオペレーションを継続させる為に実験やシュミレーションを繰り返して細心の注意を払って経営してきた事がよくわかる。すき家の騒動の今、そういう観点で読んでも興味深い。2014/08/05
白義
3
吉野家を具体的なケースにした、ミクロな経営学とマクロな外食産業論の本と言える。店内のレイアウト、倒産からの復活劇にうまい、早い、安い、の深層に秘められた意味、など、他の企業にも益になるヒントが盛りだくさんで、面白かった。経済学というよりは圧倒的に経営学よりで、マクロな部分は解説くらいしかないが、それでも取っ掛かりとしては十分だろう。これから起業、会社経営に乗り出そうという人には、業種に関わらずオススメ2012/08/04
ごま麦茶
2
対談形式で読みやすく、分かりやすかった。とはいえ、あまり数値とかはわからないので、すごいなぁと単純に思ってしまっただけですが。でも、いろいろな取り組みをしたり、こだわりがあったり。牛丼が食べたくなりました(笑)2020/03/03
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