日経ビジネス人文庫
リスク〈上〉―神々への反逆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532190798
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C0133

出版社内容情報

書名

内容説明

人類は神々に逆らってリスクの謎に挑み、やがて科学やビジネスのあり方を一変させてきた…。一賭博師からノーベル賞学者まで、リスクに闘いを挑んだ歴史上の天才・異才たちの驚くべきドラマを壮大なスケールで再現した全米ベストセラー、待望の文庫化。

目次

一二〇〇年以前 始まり(ギリシャの風とサイコロの役割;1、2、3と同じくらい簡単)
一二〇〇~一七〇〇年 数々の注目すべき事実(ルネッサンスの賭博師;フレンチ・コネクション;驚くべき人物の驚くべき考え)
一七〇〇~一九〇〇年 限りなき計測(人間の本質についての考察;事実上の確実性を求めて;非合理の超法則 ほか)

著者等紹介

バーンスタイン,ピーター[バーンスタイン,ピーター][Bernstein,Peter L.]
1940年ハーバード大学卒業。在学中、レオンチェフなどの教えを受け、ハイルブローナーと最優等を競う。ニューヨーク連銀、ニューヨーク共同銀行などを経て投資顧問会社バーンスタイン・マコーレーに勤務、65年同社代表。73年ピーター・L・バーンスタイン社を起こし、コンサルティング活動を続ける。世界各地で講演経験を持ち、著作も多数ある

青山護[アオヤママモル]
1975年横浜国立大学経営学部卒業、82年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。横浜国立大学教授。99年没
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリナ松岡

7
評判の良い本なので読んでみたのですが、こちらの基礎知識がないせいもあり、読み通すのにかなり苦労しました。上巻ではタイトルの本題「リスク」に入る前の準備運動として、社会学への確率・統計学適用の歴史が中心でして、何となくは理解できたかなぁとは思います。ざっと皆さんのレビューを見る限り、同意できるマイナス意見が多いんですけども、実は本書の結構なページ数の確率・統計学の変遷を丹念に追っていくことで、無意識に現代的なリスクマネジメントのセンスが身につくか、少なくとも親近感が湧くのでは?なんて期待したりしています。2016/05/28

唐辛子仮面

5
現象を神の思し召しとし、そのまま受け止めるか。リスクと理解して行動するか。リスクについて考え方を発展させてきた歴史。 新たな発見は、保険もギャンブルも同じという説明。負けた人から徴収し、勝った人へ分配するという仕組みでは。2017/05/24

M_Study

5
統計学の歴史をひもとく本。昔は神の所業と考えられていた不確実性~リスクに対して、ルネサンス期に人が数学的な解釈を試みた。神への挑戦ともいえる行動ができるようになったのは、ルネサンス期の意識の変化が重要だったことがわかる。2015/06/29

KH

4
確率・統計周辺の数学史。後半から特に面白くなってきた。理路整然と統計学のアイデアを説明するという本では全くなく、むしろ伝記のような語り口である。ゴールトンなど詳しくは知らなかったのだが、彼らのような探求心溢れる学者が何を考え、何を分析したのかをたどれたのはよかった。下巻が楽しみ。2016/01/20

Tomohiro_Y

4
ついに読み終えた。長かった。。。。翻訳が読みにくいけど、内容はそれほど難しくないので一般向け。時代の連続性を大事にして書かれているので、数字の認識と物事の計量化による状態判断の歴史物語が一気にわかる本書は、読むのに慣れれば良い本です。(私は途中からたぶんこういうことを言いたいんだろうなと、文章を逐次変換しながら読みました) 上は19世紀以前の統計の成立が主かな。Riskという言葉が「危険・不確実性」ではなく、イタリア語のRisecare「勇気を持って試みる」が由来なのは意外でした。 2013/09/14

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