出版社内容情報
40年にわたる多国籍企業でのビジネス経験を通して、日本企業の短所と長所をあぶり出し、バブル崩壊後の「日本型経営」に抜本的見直しを迫った企業文化比較論の決定版! 文庫化にあたり、日本企業がグローバル競争で勝ち抜くための条件を書き下ろし収録。
内容説明
40年にわたる多国籍企業でのビジネス経験を通して、日本企業の短所と長所をあぶり出し、バブル崩壊後の「日本型経営」に抜本的見直しを迫った企業文化比較論の決定版!文庫化にあたり、日本企業がグローバル競争で勝ち抜くための条件を書き下ろし収録。
目次
1 カイシャとカンパニー
2 会社は誰のものか
3 商慣習の違いを乗り越える
4 第三の開国を急げ
5 開かれた経営に
グローバル競争に勝てる日本企業に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ザビ
17
「日本人は常に相手を見下すか、劣等感を持って相手を見上げるかのどちらか。同じレベルで話をし、付き合うことがとても下手なのでは」キッシンジャー米国務長官の言葉が刺さる。「対等なレベルで議論する」上下関係を重んじる日本人はこれが苦手。重要な経営判断や意志決定が日本人だけのインフォーマル(密室)な話し合いのなかで決まることが米国からは異様に見えるらしい。銀行との一蓮托生関係、規模拡大重視の企業経営、何でも揃える総合サービス形態、そして新規参入を拒む閉鎖的な業界団体。日本的慣習に則った経営ではグローバル市場から→2024/05/03
ナジィ
0
92年出版、00年に一部加筆され文庫化した一冊を17年に読みました。出版当時の会社会計の考え方等が分かり、興味深かった。グローバルという観点では、現段階ではまだ著者が想定していたより、進み具合は遅いんだろうなぁ。あと10年したら、やっと著者が想定していた時代に追いつくと思います。2017/07/25
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