出版社内容情報
デジタル時代に取り残された日本企業がいま取るべき戦術とは? 世界のトップコンサルタントがグローバルの視点で解説。デジタルトランスフォーメーションで会社が生まれ変わる!
グローバル潮流の一つとされる「デジタル経営改革(デジタルトランスフォーメーション)」。海外のグローバル先進企業がその取り組みを加速する一方で、日本が出遅れた原因は何か。日本企業で実行するなら、どのような手順を踏めばよいのか。どういう部門にどのように適用すべきなのか。どんな道具立てがあるのか。
――国内外の成功事例やBCGグローバルの論文も使いながら、一流の経営戦略コンサルタントが様々な角度から論じる。
[巻頭対談]
「チャンスを秘めるAI 創造力で企業戦略の武器に」
松尾豊×高部陽平
プロローグ なぜ今、デジタル経営改革が必要なのか
PART1 既存事業をデジタルで生まれ変わらせる
PART2 デジタルで新事業、新製品・新サービスを創る
PART3 デジタル経営改革を実現するインフラ、イネーブラー
PART4 経営を変えるデジタルフロンティア
ボストン コンサルティング グループ[ボストンコンサルティング グループ]
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
14
ボストン・コンサルティング・グループのJapanのメンバーが考えるデジタルトランスフォーメーションをまとめた本になります。 「顧客接点」、「オペレーション」、「データ活用」の3つの要素を掛け算することが鍵であるとしています。 2018年10月発売なので、国内では早くから取り組んでいたんだと思います。 経産省のレポートは2018年12月発表と、若干後ろになってます。2020/04/30
牧神の午後
6
マクロミクロの粒度がばらばらで正直とりとめない部分もある。が、マクロの部分は流石戦略コンサルタントで、書いている内容は難解〔に見えるんだけど)フレームワークの作り方が巧い。もう一つあまり本筋ではないのだけど、言葉の定義がBCGとして統一できていて、DXに関して同じ方向を見ている、その中の各コンサルがどこで自らの専門性を発揮するのか、というところがそろっている感じ。2020/05/09
HALI_HALI
6
デジタル化とは何か、日系企業の現状は、そして、如何にしてデジタル化を進めるべきかを語った本書。DXと称して拡大企業がデジタル化を取り進めるものの効果はイマイチ。まずはDX="顧客視点"x"オペレーション"x"データ活用"であることを理解すべき。そして、DX化推進に有用な手法がカスタマージャーニーとアジャイル開発。顧客の一連の行動をなぞる形で商品のみならず購買プロセスも設計。コアとなる部分のみ開発をしたら直ぐに市場へ投入し、細かな修正を継続して行うことが肝要。1週間1%の改善が年換算60%になる。2018/12/09
CBF
1
(★★☆☆☆) 顧客視点、オペレーション、データの掛け算がカギ。「アジャイル」な働き方でスピードと生産性を向上させる。デジタル時代の新しいガバナンス&リーダーシップー。 全体としてはデジタルトランスフォーメーションの必要性を説く内容だったけど、最終章では、AIやVRなど今ブームのいくつかの技術について、「中には過剰に評価されているものもある。実際には、今後10年で実用化する可能性はどの程度あり、社会にどれぐらい影響があるのか」と冷静な予測が載っていて、デジタル素人からするとその部分が一番興味深かった。2018/12/29
青海老
1
外したかなーって感じです。「デジタルによって競争環境はこんなに変わってきている!」ということをお知らせしてくれているのだが、誰向けなのか? 詳細な記載もあったりするが、いかんせん(コンサルの宿命上)クライアントの細かい話が出来ないので具体性に欠ける。だから頭に入らない。フレームワーク的な提供をされても私にはわからんのだ。で、じゃあ詳しい人が見たらどうよ? という観点もあるが、そういう人が楽しむには深みが足りない気がする。。20年前の教科書みたいな本だ。それが狙いならそれでいいのだけれど。2018/11/18
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