内容説明
国民のコンセンサスとして1999年に制定された「食料・農業・農村基本法」は、1961年の「農業基本法」の反省の上に作られた。本格的農業経営者を中心とする農業構造の確立、本格的農業経営者への農地の集積・集約化、本格的農業経営者の自由な経営展開―新基本法の目指す方向は明確だ。行政官として農政改革に携わった著者が、新旧の基本法を読み解き、政策推進のあるべき姿を考える。
目次
第1章 政策は反省の上に成り立つ
第2章 政策をめぐる法律と政治
第3章 旧農業基本法(昭和36(1961年))の目指したもの
第4章 旧農業基本法の挫折と反省
第5章 食料・農業・農村基本法(平成11年(1999年))とその後
第6章 農協と独占禁止法
著者等紹介
奥原正明[オクハラマサアキ]
1955年生まれ。麻布高校・東京大学法学部卒業。1979年農林水産省入省。在ドイツ大使館1等書記官、大臣秘書官、食糧庁計画課長、農業協同組合課長、大臣官房秘書課長、水産庁漁政部長、消費・安全局長、経営局長等を経て、2016年6月農林水産事務次官。2018年7月農林水産省を退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 神遺方 (復刻版)