小泉進次郎と権力

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小泉進次郎と権力

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532176839
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

結婚発表で注目されているだけではなく次代のエースと嘱望され、2019年の内閣改造では初入閣が予想されている小泉進次郎。だが政治家として何を考え、変えようとしているのかは必ずしも伝わっていません。本書は、秘書時代から今日まで変容する日本政治の中でどのような役割を果たしてきたのかを明らかにするものです。
社会保障・財政、外交・安全保障、テクノロジー社会といった国民向けの政権構想・政策ヴィジョンを描くのは当然ですが、それとは別に、初当選からトップリーダーを目指すよう宿命づけられた進次郎が人知れず突き詰めてきたのが「権力とは何か」です。
首相のリーダーシップはどうあるべきか、「国民政党」とは何か、与党の担うべき役割とは、国会はそもそも何のためにあるのか――。選挙の「人寄せパンダ」役やメディアでの発信、表舞台での言葉から創られた「虚像キャラ」を離れ、永田町の密室、政権与党の中枢で権力の何を見て、どう考え、行動してきたのか、実像を掘り下げて描きます。9月の内閣改造など最新情報もしっかりフォローします。

内容説明

次代のエースと嘱望され、2019年の内閣改造で環境大臣として初入閣した小泉進次郎。だが政治家として何を考え、変えようとしているのかは必ずしも伝わっていない。本書は、秘書時代から今日まで、変容する日本政治のなかで小泉進次郎がどのような役割を果たしてきたのかを明らかにするもの。選挙の「人寄せパンダ」役やメディアでの発信、表舞台での言葉から創られた「虚像キャラ」を離れ、永田町の密室、政権与党の中枢で権力の何を見て、どう考え、行動してきたのか、実像を掘り下げる。

目次

プロローグ 結婚、そして初入閣
第1章 「変革者たれ」原点は3・11
第2章 どう創る「権力の館」官邸
第3章 「青天の霹靂」農林部会長
第4章 深夜の激論「人生一〇〇年」
第5章 「こども保険」下克上に壁
第6章 首相主導「間違っていない」
第7章 バッターボックスに立つ日

著者等紹介

清水真人[シミズマサト]
日本経済新聞編集委員。1964年生まれ、東京大学法学部卒業、同年日本経済新聞社に入社。政治部(首相官邸、自民党、公明党、外務省などを担当)、経済部(旧大蔵省などを担当)、ジュネーブ支局長を経て、2004年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わび

3
刊行から2年近くが経ち、標題の人も随分とメッキが剥がれた感があるが、今この時期に読み返してみると色々な発見がある。官邸主導の潮流をロジカルに展開するのが特長の著者にしてはやや入れ込み過ぎた部分も目立つものの、「政高党低」が所与のものになった自民党内の風景を垣間見れる点は非常に面白い。特に国会改革を巡る若手議員の議論とその背景にある小選挙区制故の政権交代への危機感は先日の党風一新の会結成の理解に役立つのではないか。と同時に、小泉進次郎の上滑りのする言動も今見返せばそこかしこに萌芽のようなものは認められる。2021/09/23

よしあき

3
テレビニュースだけみても小泉新次郎氏が馬鹿にされたり祭り上げられたりする場面しかみないが、この本を読むと彼が何に課題意識を持ち取り組んできたのかがよくわかる。 個別の政策では私自身と意見の違いも多々あるが、彼の行動には期待したいし、しがらみに巻き取られないうちに権力を握ってほしい。2021/02/06

tacacuro

3
「こども保険」の顛末を確認したくて読み始めたら、曰く「司令塔の経済財政諮問会議が一番つまらない」とその在り方を巡る議論に30ページが割かれていて、そちらの方が気になった。農協改革、社会保障改革などを横軸に「首相主導、与党再生、国会改革」をめぐる小泉氏の格闘の10年を本当にリアルに俯瞰。既著「官邸主導」「経済財政戦記」「首相の蹉跌」「消費税」「財務省と政治」と同様、関係者は必読。2020/03/20

Ra

2
復興、農政改革、社会保障改革、国会改革と矢継ぎ早に提言等の活動をしているイメージだけだったが、若手は若手なりに根回ししたり若手のお勉強会だと軽んじられたり実績を各所で自負してみたり、色々と汗掻いてもがいていると知る。環境相に着いてから逆風は吹き続けている様子だが、本書を読めば好意的に再評価(著者がそうだからということもあるが)できるだろう。2019/12/08

ワシじゃ

1
著書中にも書かれていたが、日本の農政がメディアではほぼ報じられていない。この2人を見直したと同時に新聞・テレビは観るべきではないと改めて思う‼️2023/02/26

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