平成の政治

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532176495
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

平成という時代を「政治」から解剖。碩学の研究者とベテラン記者が、日本政治の真髄を知悉した論者3人を招き繰り広げる本格政治論。☆平成という時代を振り返るとき、日本の政治をどうとらえればいいのか――。オーラルヒストリーの第一人者である政治学者と長く政治取材の経験を重ねたジャーナリストが、3人の論者を招いて考える。

☆50年以上、日本政治を研究してきたコロンビア大学のジェラルド・カーティス教授、経済財政相として、またエコノミストとして日本の政治を見てきた政策研究大学院大学の大田弘子教授、政治学者として活躍の後、地方自治の現役責任者に転じた熊本県の蒲島郁夫知事――。

☆外の目、内の目、地方からの目……。さまざまな視座を持つ論者に、碩学の聞き手が鋭く迫る。政治という軸から「平成」を解剖し、これからの日本を展望する一冊である。

第I部 政治改革の功罪

第II部 党主導から官邸主導へ

第III部 政治学と地方の視点から

終 章 平成から考える、その先の日本

御厨 貴[ミクリヤタカシ]
著・文・その他/編集

芹川 洋一[セリカワヨウイチ]
著・文・その他/編集

内容説明

激動の30年、その真相に迫る時代の証言。研究者、行政の責任者、またジャーナリストとして、深く日本の政治に関わる論者らによる貴重な鼎談集。

目次

第1部 政治改革の功罪(キングメーカーが明快だった平成の始まり;自民党分裂の謎を解く―3つのポイント ほか)
第2部 党主導から官邸主導へ(橋本改革の果実を食べた小泉政権;決定プロセスを変えれば、政策が変わる ほか)
第3部 政治学と地方の視点から(消費税選挙で幕を開けた平成の政治;自民党単独政権の終焉 ほか)
終章 平成から考える、その先の日本(「政治家の育成」という視点から選挙制度を考える;上が下を叱りにくい社会の弊害 ほか)

著者等紹介

御厨貴[ミクリヤタカシ]
東京大学名誉教授、東京都立大学名誉教授、サントリーホールディングス株式会社取締役。1951年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。同助手、東京都立大学法学部教授、政策研究大学院大学教授、東京大学先端科学技術研究センター教授などを歴任。専門は政治史、オーラル・ヒストリー、公共政策、建築と政治。TBSテレビ「時事放談」のキャスターを11年半にわたり務めるなど幅広く活躍。著書に『政策の総合と権力』(東京大学出版会、サントリー学芸賞受賞)、『馬場恒吾の面目』(中公文庫、吉野作造賞受賞)など多数。2018年、紫綬褒章受章

芹川洋一[セリカワヨウイチ]
日本経済新聞論説フェロー。1950年熊本県生まれ。東京大学法学部卒業後、同新聞研究所修了。76年日本経済新聞社入社。79年から2005年まで政治部に所属し、次長、編集委員、部長。大阪編集局長、論説委員長、論説主幹を経て現職。18年10月からBSテレ東「NIKKEI日曜サロン」キャスター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
やはり地方政治の長の立場で地域を率いる蒲島知事のパートがいちばん面白かった。御厨氏の竹下登の絶賛ぶりが少々鼻についたのと、昔はよかった的な懐古主義の部分も気になったが、読みやすく、今後の政治の在り方のヒントを与えてくれる。2019/05/08

めぐりん

2
政治改革がもたらした「人を切磋琢磨しない」小選挙区制度が、現代の政治の悪化を招いたという点が腑に落ちた。小泉政権による政府依存型経済が一定の負をもたらしたにせよ、松下政経塾出身者による民主党政治が議論のみに止まった点は反省すべきにせよ、長期的課題に取り組まない安倍政権が長期化する弊害をどうするか。蒲島知事の「地方視点」に基づく現場からの政策変更が1つのカギになると感じた。2019/02/11

らおがんま

1
平成の政治について、様々な視点から理解できる一冊。政治への理解が浅い自分にとっては、対談形式で非常に読み進めやすく、かつ学びも多かった。2022/03/19

まさまっくす

1
鼎談形式で平成の政治を語る。平成時代にある程度権威を持った人たちであり、その人たちの根っこは昭和にある。結局昔を懐かしむ復古的な思想が漂う。昭和時代に犠牲にしたものを取り戻す30年であり、意義のある30年だったと信じたい。2021/05/07

まやま

1
1年以上「読みたい本」リストに入れていて、やっと読んだ本ですが、その甲斐ある刺激的な鼎談集でした。たまには、こういうホネのある本を読まなきゃねぇ、と思わせる良書。編著者の2人や、鼎談参加者の3人の別の著作もおいおい読みたい。2020/01/26

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