出版社内容情報
1970年、パリデビュー。世界に衝撃を与えた日本人デザイナー初の自伝。華麗に過激に、夢を追い続けた男の栄光と挫折が赤裸々に。
内容説明
仕事から私生活まで、遊び心をもって挑んできた。自由に、華やかに、７８年を駆け抜けた男の自画像。山本耀司インタビュー、コシノジュンコ対談を収録。
目次
第１部 夢の回想録（夢追い人；生まれ故郷；姫路空襲；芽生え；ガリ勉；上京；文化服装学院；花の九期生；就職；パリへ）
第２部 夢をつくった時代、場所、人たち（ファッションデザイナーという夢；ケンゾーと賢三、ふたつの故郷）
著者等紹介
〓田賢三［タカダケンゾウ］
ファッションデザイナー。１９３９年兵庫県姫路市生まれ。神戸市外国語大学入学後（中退）、５８年に文化服装学院へ。６０年、新人デザイナーの登竜門「装苑賞」を受賞。卒業後、三愛勤務などを経て、６５年に渡仏。７０年、パリで初出店（「ジャングル・ジャップ」）、初コレクションを発表。８４年、フランス芸術文化勲章シュバリエ位受勲。９８年、フランス芸術文化勲章コマンドール位受勲。９９年、紫綬褒章受章。同年、自身が立ち上げたブランド「ＫＥＮＺＯ」を退く。以後、パリを拠点にファッションにとどまらないクリエイター活動を続けている。２０１６年、フランス政府から名誉軍団国家勲章レジオン・ドヌール（シュバリエ位）受勲（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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中田俊輔
19
面白かったですアンディウォーホールやミックジャガーやイブサンローランとの交流や山本耀司や川久保玲が今までパリの人気デザイナーランキングで上位にいたのに彼らの方が人気がでると否定することもなく山本耀司の服をを購入したり山本耀司が言ってたんですけど賢三はメインストリートで川久保玲と自分は雑草で常に問題提起をしてきたと、パリでケンゾーと間違われても訂正しないらしいです、あんなに皆に愛されてる人に間違われても不愉快な思いをしないから、らしいです。2020/03/26
お静
17
私も文化服装に通っていました。その頃一大旋風を巻き起こしていたKENZO。懐かしい思い出と共に一揆に読みました。共同経営者には本当に悩まされた事でしょう。賢三さんの人柄をはじめ全てが凝縮された本でした。 元気で長生きして欲しい人です。2018/05/26
tama
10
図書館本 追悼番組を見てもっと知りたくなった。TVでは言葉を濁してた部分なども明確に。アンディ・ウォーホルと知り合い、肖像画を描く約束をしてくれた！パリのディスコでパーティーをやったら女装したミック・ジャガーが来た！映画製作に4億注ぎ込んで大失敗作。70年代は純粋にデザインを楽しんでた時代、80年代は夢が変質した時代。ブランドから手を引くときイブ・サンローランが寂しがってくれた。コシノジュンコは「小篠」だって初めて知った。読みがコシ・ノと思ってた。身内でケンゾーブランドを持ってるやつ（妻！）がいた。2021/03/05
ジュースの素
10
高田氏は思いの他 ハチャメチャな人。（笑） だからこそあの華やかなショーへの改革やデザインに生かせた。あの時代だったからパリでも受け入れられたと思う。 デザイン画を持ち込んで買って貰うって凄い。しかし、商売のノウハウには不得手で何度も友人に裏切られたとは驚きだった。言葉や国の壁は大きいと彼も書いているが。 でも今、８０才になろうとするのに若々しく素敵な方だ。2018/05/23
Kentaro
6
ダイジェスト版からの要約 若者が楽しめるにぎやかで楽しいショーにしたかった。夜な夜なディスコやナイトクラブで遊んできた経験がうまく生きた。素人感覚がむしろ強みになった。これまで計算も打算もなく、無我夢中でひたすら人生を走り抜けてきた。良き友人や仕事仲間と出会えたおかげだ。誰でも例外なく、年は取るものだ。でも、いつまでも夢は追い続けたい。子どもっぽいと人から笑われてもいい。どんなときも、決して失敗を恐れず、果敢に挑戦する。何歳になってもイタズラ心を忘れない。そんな冒険心が私の人生と創造の原動力になっている。2018/06/27
