出版社内容情報
FS(富士・住友)戦争、総量規制の裏側、住専の攻防……。日銀で、大蔵省でバブルの「現場」を体験した著者が、今すべてを明かす。☆あの狂騒の時代とは、何だったのか……。著者は、日本銀行、大蔵省、そして日銀復帰と、バブルの生成から絶頂、崩壊、そして後始末まで「現場」で働き、貴重な体験を重ねてきた。バブルの生成から絶頂、崩壊、その後始末までの生々しい記憶を、いま、すべて明らかにする。
☆富士銀と住友銀の熾烈な預金・貸出競争である「FS戦争」、後に土地バブル潰しの主犯とされ「悪名」をとどろかせる「総量規制」、日本を震撼させた住銀イトマン事件をはじめとする金融不正、国民世論を大きく揺さぶる住専問題……。すべて「担当者」として内側から目撃した著者が、今だから語れる、今こそ語るバブルの実相。
☆バブルとは何か、どういう弊害が発生したのか、バブル体験から我々が学ぶべき教訓とはどんなものか。未曾有の金融緩和が長期にわたり実施されている現代日本人が、今こそ読むべき体験的バブル論が登場する。
はじめに??今、なぜ「バブル」なのか
序 章 バブルとは何か
第1章 バブルの生成
第2章 絶頂と、その崩壊
第3章 崩壊の後始末
第4章 海外発のバブルと金融危機
終 章 バブルの本質
植村 修一[ウエムラシュウイチ]
大分県立芸術文化短期大学教授
1956年福岡県生まれ。79年東京大学法学部卒業、日本銀行入行。83年ロンドン駐在。90年大蔵省銀行局へ出向。日銀調査統計局企画調査課長、経済産業研究所上席研究員、日銀金融機構局審議役などを経て、2011年6月セントラル短資FX株式会社取締役副社長。2012年経済産業研究所上席研究員、2013年より現職。
内容説明
あの時、日本経済で何が起きていたのか。なぜ人間は、同じ過ちを繰り返してしまうのか。日本銀行や大蔵省(当時)の現場でみた、バブルの生成と崩壊に関する生々しい記憶。その記憶をつないでいくことは、あの時代を生きた者の責務である。住友・富士による熾烈な貸出競争、不動産融資の総量規制、住専問題の激震…すべての「当事者」だった著者による体験的バブル論。
目次
序章 バブルとは何か
第1章 バブルの生成
第2章 絶頂と、その崩壊
第3章 崩壊の後始末
第4章 海外発のバブルと金融危機
終章 バブルの本質
著者等紹介
植村修一[ウエムラシュウイチ]
大分県立芸術文化短期大学国際総合学科教授。1956年福岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、日本銀行入行。大蔵省銀行局総務課長補佐への出向を経験したのち、日銀の調査統計局経済調査課長、大分支店長、金融機構局審議役などを経て退職。民間会社や独立行政法人経済産業研究所に勤務ののち、2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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