中国共産党 闇の中の決戦

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中国共産党 闇の中の決戦

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532176068
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C0031

出版社内容情報

習近平の権力闘争は怒濤のラウンドへ。天津大爆発、南シナ海の不穏、パナマ文書の衝撃など、体制を揺らす事態の真相に鋭く迫る。2015年8月、天津で起こった空前の大爆発。これは習近平・中国国家主席を狙ったテロだったのか。
不気味な不協和音が響く中国共産党の最高指導部内で、いま何が起こっているのか。

「反腐敗運動」で政敵を次々に追い落とし、盤石を誇った習近平の体制が、いま揺れている。天津の大爆発、北朝鮮をはじめ周辺諸国との危うい緊張関係、南シナ海裁判での完敗、大失敗に終わった米中首脳会談、政権幹部を脅かす「爆弾文書」の存在、政権が発足して初めての側近失脚……。

驕りゆえに難局を招いた最高指導者が置かれた現実と、激しさを増す党内権力闘争の裏側を、ボーン・上田賞記者が独自の取材にもとづき鮮烈に描く。世界の政治経済を動かす主要なプレーヤーである中国の動向を見通す上で必読の1冊。

プロローグ 天津の大爆発は「テロに違いない」

第1章 闇の中の天津大爆発

第2章 転機??習の驕りが招いた難局

第3章 南シナ海、危機一髪

第4章 しっぽが頭を動かす??北朝鮮に振り回される中国

第5章 習主席を悩ます、台湾「天然独」と香港「本土派」

第6章 危うい日中関係

第7章 令兄弟が持ち出した爆弾

第8章 李克強首相へのダメだし

中澤 克二[ナカザワカツジ]
日本経済新聞編集委員兼論説委員
宮城県仙台市出身。早稲田大学第一文学部卒。1987年日本経済新聞社入社。政治部などを経て98年から3年間、北京駐在。首相官邸キャップ、政治部次長の後、東日本大震災の際、震災特別取材班総括デスクとして仙台に半年ほど駐在。2012年から中国総局長として北京へ。2014年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。現在、東京本社編集委員兼論説委員。著書に『習近平の権力闘争』(日本経済新聞出版社)。

内容説明

天津の大爆発は、習近平を狙ったテロなのか。不穏な動きを見せる中国の体制内で、何が起こっているのか。ボーン・上田賞記者が、独自の取材にもとづき鮮烈に描く。

目次

第1章 闇の中の天津大爆発
第2章 転機―習の驕りが招いた難局
第3章 南シナ海、危機一髪
第4章 しっぽが頭を動かす―北朝鮮に振り回される中国
第5章 習主席を悩ます、台湾「天然独」と香港「本土派」
第6章 危うい日中関係
第7章 令兄弟が持ち出した爆弾
第8章 李克強首相へのダメだし

著者等紹介

中澤克二[ナカザワカツジ]
宮城県仙台市出身。早稲田大学第一文学部卒。1987年日本経済新聞社入社。政治部などを経て98年から3年間、北京駐在。首相官邸キャップ、政治部次長の後、東日本大震災の際、震災特別取材班総括デスクとして仙台に半年ほど駐在。2012年から中国総局長として北京へ。2014年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。現在、東京本社編集委員兼論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

15
中国共産党内部の熾烈な権力闘争。着々と権力基盤を強化する習近平に対し、共青団や江沢民ら長老たちが繰り広げる暗闘の裏側。今年秋の党大会での最高指導部人事で「ポスト習近平」が見えてくるが、著者がダークホースとして取り上げる貴州省トップの陳敏爾は気になる存在。7月の香港返還20周年記念式典に習近平が出席する予定との事、ひと悶着起きるのでは? ◆中国を拠点に取材をするジャーナリストならではの裏ネタやエピソードも散りばめられている。当然情報元は明かせない。北戴河会議をオープンでやってくれないかな^^;2017/06/01

入道雲

4
中国国内のニュースは断片的に見えて、実は闇の中で繋がっている。そういう筋が浮かび上がってくる本書。天津大爆発や北京の暴走フェラーリも実は遠からず関連があったとか。そして中国外交にも繋がりがあり、日本も中国共産党の暗闘に揺さぶられている。興味のない人には全く勧めないが、読めば今後の中国関連のニュースの見方が変わるだろう。続編を期待する。2018/01/04

dragon

3
日経の記者として中国駐在経験のある筆者。現在も中国政治情勢の記事を日経に書いている。この本は2016年のもの。今、つまり2017年から当時の状況分析を読むと中国情勢の分析はやはり難しいと思う。大きな流れはあるだろうが、個々の局面は内部闘争の駆け引きの途中であり、予想は困難と確信した。2017/11/20

takao

2
ふむ2024/12/11

joymanChaneD

1
2017年の党大会を見据えた中国共産党内の権力抗争を描く一冊。これをもとに2022年党大会において決定した指導部のメンバーを見てみると、いかに習近平一強体制が確立されているかが分かる。2022/11/28

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