出版社内容情報
習近平の権力闘争は怒濤のラウンドへ。天津大爆発、南シナ海の不穏、パナマ文書の衝撃など、体制を揺らす事態の真相に鋭く迫る。2015年8月、天津で起こった空前の大爆発。これは習近平・中国国家主席を狙ったテロだったのか。
不気味な不協和音が響く中国共産党の最高指導部内で、いま何が起こっているのか。
「反腐敗運動」で政敵を次々に追い落とし、盤石を誇った習近平の体制が、いま揺れている。天津の大爆発、北朝鮮をはじめ周辺諸国との危うい緊張関係、南シナ海裁判での完敗、大失敗に終わった米中首脳会談、政権幹部を脅かす「爆弾文書」の存在、政権が発足して初めての側近失脚……。
驕りゆえに難局を招いた最高指導者が置かれた現実と、激しさを増す党内権力闘争の裏側を、ボーン・上田賞記者が独自の取材にもとづき鮮烈に描く。世界の政治経済を動かす主要なプレーヤーである中国の動向を見通す上で必読の1冊。
プロローグ 天津の大爆発は「テロに違いない」
第1章 闇の中の天津大爆発
第2章 転機??習の驕りが招いた難局
第3章 南シナ海、危機一髪
第4章 しっぽが頭を動かす??北朝鮮に振り回される中国
第5章 習主席を悩ます、台湾「天然独」と香港「本土派」
第6章 危うい日中関係
第7章 令兄弟が持ち出した爆弾
第8章 李克強首相へのダメだし
中澤 克二[ナカザワカツジ]
日本経済新聞編集委員兼論説委員
宮城県仙台市出身。早稲田大学第一文学部卒。1987年日本経済新聞社入社。政治部などを経て98年から3年間、北京駐在。首相官邸キャップ、政治部次長の後、東日本大震災の際、震災特別取材班総括デスクとして仙台に半年ほど駐在。2012年から中国総局長として北京へ。2014年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。現在、東京本社編集委員兼論説委員。著書に『習近平の権力闘争』(日本経済新聞出版社)。
内容説明
天津の大爆発は、習近平を狙ったテロなのか。不穏な動きを見せる中国の体制内で、何が起こっているのか。ボーン・上田賞記者が、独自の取材にもとづき鮮烈に描く。
目次
第1章 闇の中の天津大爆発
第2章 転機―習の驕りが招いた難局
第3章 南シナ海、危機一髪
第4章 しっぽが頭を動かす―北朝鮮に振り回される中国
第5章 習主席を悩ます、台湾「天然独」と香港「本土派」
第6章 危うい日中関係
第7章 令兄弟が持ち出した爆弾
第8章 李克強首相へのダメだし
著者等紹介
中澤克二[ナカザワカツジ]
宮城県仙台市出身。早稲田大学第一文学部卒。1987年日本経済新聞社入社。政治部などを経て98年から3年間、北京駐在。首相官邸キャップ、政治部次長の後、東日本大震災の際、震災特別取材班総括デスクとして仙台に半年ほど駐在。2012年から中国総局長として北京へ。2014年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。現在、東京本社編集委員兼論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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