フランスの教育・子育てから学ぶ 人生に消しゴムを使わない生き方

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フランスの教育・子育てから学ぶ 人生に消しゴムを使わない生き方

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532176051
  • NDC分類 302.35
  • Cコード C0037

出版社内容情報

フランス人の「正解のない問題に対応できる力」はどのように育まれるのか。パリ在住20年の医師がみた教育と文化の真実。

内容説明

教育無償化、少子化対策、グローバル人材育成など、日本が直面する喫緊の課題へのヒントが満載。ミシェル・ウエルベック『服従』が描く近未来とは異なるフランスの実相。

目次

プロローグとして/もの思い
第1章 正解のない人生に立ち向かうフランスの教育
第2章 成熟した大人を育てる学校と家庭の論理
第3章 センシュアリズムという本質
第4章 オトナ文化と官能経済
第5章 フランス出産子育て事情
エピローグとして/決意

著者等紹介

岩本麻奈[イワモトマナ]
東京女子医科大学医学部卒業。慶応義塾大学医学部皮膚科学教室研修。1997年に南フランスの大学病院でレーザー治療をはじめ美容皮膚科学、抗老化医学などを習得。パリ13大学他でアロマテラピーやフィトテラピー等のハーブを用いた自然療法・予防医学を学び、ヨーロッパの大手製薬会社や化粧品メーカーのアドバイザーを務める。現在、フランス、カンボジア、日本を行き来しながら、美容から文化問題まで、幅広いテーマで執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

92
フランスの教育システム・子育てについて、パリ在住20年の皮膚科医が書き綴っている。その特徴は高校までの教育の無償化であり、各種交付金の財源の6割は企業からの拠出金だという。最も力を入れているのが国語教育であり、授業時間の半分を割く。文豪や詩人の韻文を徹底的に暗記させる。そしてバカロレアは3つのテーマから一つを選択し論述形式。試験時間は4時間。筆記用具は消えないペンを使用する。答案にも芸術性が重視される。システムが根本的に違うので一概に言えないが、出生率の違いに教育費が関与している可能性があるのではないか。2021/07/24

ユカ

45
視野を広げてくれた本。小学校から筆記用具は万年筆でテスト問題は論述式、自身の思考や論述の軌跡を、たとえ間違っていたとしても消さずに残しておくというのが、カルチャーショックでした。大学入学資格試験問題が「労働の減少で、よりよく生きられるか」なんてちょっとゾクゾクけれど、ハイティーンがこれを考える力をもつって、すごい。一生恋愛をすることに個人も社会も寛容で、個人主義でありつつも他者への尊重を欠かさないのは、この国の人々と社会が成熟しているから。この本は、いろいろなところで私の背中を押してくれました。2017/10/28

ののまる

10
題名は素敵だな、と思ったけど、中身は若干書き散らかした感が。2018/01/05

まゆまゆ

10
フランスでは幼少期から「正解のない問題に対応できる力」を鍛えている。美しさと論理を重視し、日本のように間違ったところは消さずに残しておく。恋愛至上も個人主義のなせる技で、国家システムがこれを支える。教育に関するエッセイ部分は参考になる。2017/08/29

まさきち

4
フランスでは子供のテストやノートも、ボールペン、万年筆で書き、書いたものの美しさが評価点になる。その消さないやり方をフランスのフランスたらしめている考え方としてる点は斬新で興味深かった。たまに手垢のついた言説もあり、それは勿体なかった。著者の語彙の豊かさも舌を巻く。2021/12/30

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