「核なき世界」の終着点

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「核なき世界」の終着点

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532176044
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C0031

出版社内容情報

オバマ大統領はなぜ平和戦略の総決算として広島訪問を選んだのか? 広島訪問スクープ記者が秘話から読み解く日米関係の深層。「核なき世界」でノーベル平和賞を獲得したオバマ米大統領が、自らの仕事の仕上げとして選んだのが広島訪問。オバマ政権発足により日米関係が大きく変わったことはほとんど知られたいない。
初の黒人系大統領として選出されて以来、オバマ氏の政策目標は常に「史上初」を乗り越えることだった、その視点で見れば、核廃棄、対イラン宥和、キューバ復交とつづいた外交の軌跡の終着点に広島訪問は位置づけられる。そして、ヒラリー大統領誕生が確実視されているなか、オバマ氏が築いた対日外交がどのように引き継がれるのかを浮き彫りにする。

本書は、戦後71年、米大統領初の被爆地、広島訪問という日米史を転換する歴史的なニュースをワシントン特派員としてスクープした著者が、7年間に及び取材した日米両政府の水面下の攻防、ホワイトハウス内の暗闘を、知られざる生々しいエピソードを交えて明らかにするもの。オバマ氏は就任当初から広島訪問を意識していたが、その実現は容易ではなかった。本書は、その知られざる闘いも活写する。
オバマ政権そのものが誰が権力を握り、誰が真の腹心なのかが見えにくいため、ヒラリー氏の回顧録など以外に腹心の肉声にもとづくオバマ政権論は展開されていない。オバマ政権における、日米の非公式交渉やホワイトハウス内の人間模様を描いた書物はない。本書は、そのように不透明なオバマ政権の意思決定過程や日米関係の実相に迫りながら政治が持つ普遍性も読み解く。
次期大統領もヒラリー氏が有力であり、オバマ路線が踏襲されることはほぼ間違いない。本書は、最終章でこれからの日米関係についても言及する。次期政権の外交戦略を考える上でも大いに参考になる。
米大統領初の広島訪問という断面を切り取った歴史書であり、そこに至るメカニズムを分析した政治書でもある。英字メディアでは書きづらい大胆な記述を行う。



 ? 実 現

 ? 尚 早

 ? 混 沌

 ? 停 滞

 ? 誤 算

 ? 失 望

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 ? 弱 腰

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 ??異 端

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 資料:オバマ米大統領広島演説原文

吉野 直也[ヨシノナオヤ]
日本経済新聞社ワシントン支局記者
1993年日本経済新聞社入社、政治部、経済部、政治部次長を経て2012年より現職

内容説明

オバマ広島訪問に隠されたパワーゲーム。米大統領初の広島訪問。この歴史的な訪問はどういう経緯で実現したのか。第2次世界大戦後、71年もの間、米大統領の訪問を阻んでいたのは何か。この訪問は今後の日米関係や世界に何をもたらすのか。日米関係の深層を、知られざるエピソードと当事者達の生々しい証言で解明する。

目次

実現
尚早
混沌
停滞
誤算
失望
回帰
弱腰
怒涛
台頭
胎動
反転
本命
異端
前夜
決断
深化
未来

著者等紹介

吉野直也[ヨシノナオヤ]
日本経済新聞社ワシントン支局記者。1967年、神奈川県茅ヶ崎市生まれ。政治記者として首相官邸、自民党、民主党、外務省、防衛省、財務省などを20年近く取材。2012年4月からホワイトハウス、国務省、国防総省、米議会を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よーこ

9
現職の米大統領初の広島訪問。この歴史的訪問はどういう経緯で実現したのか。難しい内容かと思ったけど、とても読みやすい。広島訪問への意志があっても、日米関係のみならず、米国内の世論や中韓との関係など、方々を気にしなければならず、あらゆるタイミングが合った上でのあの歴史的訪問だったのだと分かった。自らも被爆者で、被爆した米兵捕虜の研究をしている森重昭さんとオバマ氏の抱擁の写真が感動的だった。2017/06/04

かおりん

8
2016年5月にオバマが広島を訪れた。どのように訪問が実現したかを歴史やオバマの政策などを絡めながらかかれている。さまざまな偉い人たちの証言も興味深い。鳩山元首相が退陣後オバマから手紙をもらった話は美談か?この人の証言は中身が…。今更ながら『核兵器なき世界』を掲げていたのを知る。番外編のホワイトハウスの話もおもしろい。全体に解りやすく読みやすい。2016/09/18

mochizo

4
アメリカ大統領が広島を訪問した。この事実が歴史に残る事として、そこまでの経緯がどれだけ困難だったのかがわかります。中々読ませますね。2016/09/29

Yuko

3
ニュースだけは見えない国際政治の舞台裏。興味深い内容ではあったが・・・自分が生きているうちは実現が難しいだろうとオバマ自身が認めていた“核なき世界”。その後の各国の展開をみても暗澹たる気持ちになる。Sigh… それでも、先立って広島を訪問したジョン・ケリー国務長官や、実現に尽力したキャロライン・ケネディー大使らが作った流れを受け、大変な困難の中アメリカ大統領として実現させた広島訪問までの道のり、オバマ大統領個人の温かさも伝わる内容でした。 2017/04/24

ゆきまさくん

1
2年前の現職アメリカ大統領としては初となる歴史的なオバマ大統領の広島訪問に関する書。 2009年のオバマ大統領就任後すぐとなる「核なき世界」を述べた「プラハ演説」から、2期目の任期切れ間近の広島訪問に至る経緯が書かれている。 時の政権との関係、ホワイトハウスの動向ほか、関係者のインタビューが記載されていて、背景がわかりやすい。 ひとつことを為すには、相手のこともさりながら、対外、対内関係や環境等の諸条件の調整や時、タイミングが大事なんだな。2018/08/16

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