内容説明
鎌倉末期の京。公卿邸で出会った美しい姫君と吉野山の稚児の恋が、宮中の陰謀に火をつける―作者未詳の戯作を恋愛心理小説として、自在な現代語で訳出。たくらみに満ちた著者初の時代小説。
著者等紹介
高橋昌男[タカハシマサオ]
1935年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒。博報堂、コスモ・ピーアール勤務を経て創作活動に入る。85年から87年にかけて季刊「三田文学」初代編集長。97年、文芸随想集『独楽の回転』で第二十五回平林たい子文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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