内容説明
義理を貫く。筋は通す―。これが「出世せぬ秘訣」なり。大久保彦左衛門は、澱む世に輝く「地上の星」だ。
著者等紹介
小島英記[コジマヒデキ]
作家。1945年福岡県生まれ。早稲田大学政治学科卒業。日本経済新聞記者を経て独立
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感想・レビュー
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鐵太郎
9
彦左とは、大久保彦左衛門のこと。正しくは、大久保彦左衛門忠教。永禄3年(1560)生まれ。寛永16/2/29(1639/4/2)死亡。すなわち、1600年の関ヶ原の戦いの時に40歳だった武将。小島英記氏はこの人物を、武辺ではあるが高い教養をもち、世情に対する憂いと健全な批判精神をもっていたと解釈します。とはいえ老いた時のこの方は、郵便ポストの色(当時はないけどw)にまでいちいち講釈を垂れてケチをつけ、周囲の顔を引きつらせる困った老人ではあったようです。困ったもんだ。(笑) 2006/08/14
matsu0310
0
☆☆史実優先型なのでこんなもん2009/03/28