出版社内容情報
日本を代表する美人女優で７５歳の今も舞台で主役を張る。過去について多くを語ることのなかったミューズが著した初の自伝！
内容説明
知られざる生い立ちから７６歳の現在まで、自ら言葉を選びぬいて綴った自伝決定版！日活映画の美しきヒロイン、寅さんのマドンナ「リリー」、舞台では烈しい女性を体当たりで…彼女の放つオーラに名だたる監督・演出家・俳優が魅せられ、銀幕の恋から私生活まで、誰もがあこがれた“スター”がここにいる。
目次
１ 私の履歴書（幼い記憶；父の留学；バンコク移住；引き揚げ；心の故郷・神田；女優デビュー；名マネジャー；ファーストキス；職場恋愛；結ばれぬ恋）
２ 私にとっての女優・浅丘ルリ子（映画監督山田洋次が語る女優・浅丘ルリ子―「リリーを寅さんと結婚させて欲しい」と言われました；対談 高橋英樹×浅丘ルリ子―この人は天才なんですよ。自分で役を作り上げて、それを昇華してゆく天才；対談 近藤正臣×浅丘ルリ子―私ね、もし演じることができるならマリー・アントワネットをやりたい。あの生きざまが大好きなの）
著者等紹介
浅丘ルリ子［アサオカルリコ］
旧満州・新京（現・長春）生まれ。１９５５年、１４歳の時に日活「緑はるかに」で映画デビュー。映画のほかテレビドラマでも人気を集め、７９年の蜷川幸雄演出「ノートルダム・ド・パリ」以降、舞台女優としても確固とした地歩を築く。出演映画本数は通算１５８本（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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美登利
85
かなり前に林真理子さんの「RURIKO」を読んでいたので、ルリ子さんの若い頃からの恋愛や結婚や交遊関係は知ってはいましたが当時の映画の懐かしい写真の提供もあって、リアルタイムで観たことはありませんし、石坂浩二さんとの結婚生活もうまくいってるように思えてました。顔立ちが派手で身体は華奢で、気の強い昔ながらの大女優のイメージしかありませんでしたが。実に自分にも厳しく礼儀作法にうるさくしかし、頼りになる姉御肌、健康的で人を第一印象で判断したらだめ、というルリ子さんの発言が男性３人との対談でも飛び出しています。2016/08/22
ごへいもち
28
若いころの写真が本当に可愛らしい2019/11/19
わんつーろっく
20
初出は2015年日経新聞連載「私の履歴書」1954年当時売れっ子画家の中原淳一さんのイラストそのもののような瞳の大きな美少女ルリ子役でデビュー。日活黄金期のルリ子さんは現実離れした美しさで、職場恋愛・結ばれぬ恋、結婚生活など、赤裸々に語るも、すべてがスクリーンの中の出来事のよう。共演者が亡くなっていく昨今、裕ちゃん、ひばりさん、寅さん、健さんたちとの思い出。姉弟のように仲がいい高橋英樹や近藤正臣との対談では現役・生身のルリ子さんがお元気で嬉しい。愛の化石♪YouTubeで聴けるのね。あぁ昭和。2021/02/01
kemi
18
林真理子のRURIKOを読んだので興味を持ちました。みどりさんから情報をゲット。2016/09/29
tetsubun1000mg
11
日本を代表する女優さんだと思います。 実際には、テレビで「とらさんシリーズ」の映画放送や、「すいか」などのドラマでしか見たことはありませんが。 まっすぐな性格らしく自伝の内容もあけっぴろげですし、対談の相手もエピソードをどんどんと話してしまいますが 止めようともされせん。 個人的には、俳優さん同志ではなく、大歌手の美空ひばりさんとの交友エピソードと、高橋英樹さん、近藤正臣さんとの対談が面白かったです。 テレビ放送がひろまる前の映画界の状況もわかって大変面白い本でした。2018/12/26
