出版社内容情報
世界が安倍談話(戦後70年談話)に注目している。第一級の研究者が日本の軌跡を直視し、歴史認識の座標軸を示す。
内容説明
歴史認識の座標軸。第一級の識者が一堂に会し、日本の軌跡を直視。
目次
序章 戦後70年談話の論点
1 20世紀の世界と日本の歩みをどう考えるか。私たちが20世紀の経験から汲むべき教訓は何か。
2 日本は戦後70年間、20世紀の教訓をふまえてどのような道を歩んできたか。特に戦後日本の平和主義、経済発展、国際貢献をどのように評価するか。
3 米国、豪州、欧州との和解の70年
4 中国、韓国をはじめとするアジアの国々との和解の70年
5 20世紀の教訓をふまえて、21世紀のアジアと世界のビジョンをどう描くか。日本はどのような貢献をするべきか。戦後70周年に当たって我が国が取るべき具体的施策はどのようなものか。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
84
戦後70年の節目で日本を見直してみるということなのでしょう。ただはっきりいえるのはこのような談話を出しても日本の場合はドイツと異なってまだ近隣諸国には戦時中の反省をしていない声が多いということです。そこのところはだいぶこの談話によって少し進展したようには感じるのですが。村山談話とはいわないまでももう少し踏み込んでもらいたい気はしました。やはり政府筋が選んだ人ばかりですよね。私は保守派なのですがもう少し公平性が出てもいいのではないかという気がします。2018/03/28
蕃茄(バンカ)
1
自分用要点のまとめ:戦前日本の国策が誤ったことをまずはっきりと認める必要がある。 国家間の和解は両国政府、民間両方の意志が必要。 日本の外交は戦後大きな間違いはしてこなかった(日米、日英での和解の成功を見て)が今になって日中韓の間で緊張関係があるのは、冷戦の終結という事もあるが、日本の「とりあえず謝罪」という態度にも問題があったのかもしれない。 トルコとアルメニアの問題は日本と中韓との関係を考える際重要な参照対象になる。2015/10/18
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