出版社内容情報
何言ってんだ、バカヤロー!――怒りの人であり礼節の人。表現者としては過激に、生活者としては保守本流。世界的な映画監督の父を、2人の息子がユーモアたっぷりに綴る。戦後日本を闘った男の素顔をギュッと濃縮!
内容説明
自由で前衛的な作風で知られる「世界のオーシマ」は一方で、礼節の人であり、家庭を重んじる常識人だった。そして…よく怒る。矛盾だらけの、甘えんぼ。そんな親父の人生を、映画監督として、一人の男として、二人の息子がたどっていく。
目次
第1章 青春、そして人生(深海に生きる魚族のやうに、自らが燃えなければ何処にも光はない。;世の中は自分にとって都合のいいものとは限らない。不条理なものなんだ。 ほか)
第2章 映画監督、かく語りき(ああこんなにも、髪を、そして女優であることを大切にしている人がいるのか。;次は爆弾を投げてやる! ほか)
第3章 父から息子への教え(青春は不可能性の発見である。;考えるだけでなく、書きなさい。 ほか)
第4章 病後 生と死を見つめて(ここは、アフリカ!;それならいっそ、大島渚は今までの大島渚とは全然違う人間になってしまったほうが楽ではないか。 ほか)
終章 大島渚の作文「タケノコごはん」(その時はじめて、やっぱり戦争はしない方が良いのかなあ、と思ったのでした。)
著者等紹介
大島武[オオシマタケシ]
1963年生まれ。一橋大学社会学部卒、ロンドン大学インペリアル校経営大学院修了。日本電信電話株式会社勤務などを経て、東京工芸大学教授。専攻はビジネス実務論、パフォーマンス研究。大学での教育研究の傍ら、コミュニケーション理論をベースにした実践的な研修の企画実施や、地域での講演活動などを幅広くこなす。2003年に、優れた大学教員に贈られるベスト・エデュケーター・オブ・ザ・イヤー(全国大学実務教育協会)を受賞
大島新[オオシマアラタ]
1969年生まれ。早稲田大学卒業後、フジテレビ入社。「NONFIX」「ザ・ノンフィクション」などドキュメンタリー番組のディレクターを務める。1999年同社退社後、フリーに。毎日放送「情熱大陸」、NHK「課外授業ようこそ先輩」などを数多く手掛ける。2007年ドキュメンタリー映画『シアトリカル唐十郎と劇団唐組の記録』を監督。同作は第17回日本映画批評家大賞ドキュメンタリー作品賞を受賞。映像制作会社ネツゲン代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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