仕事をつくる―私の履歴書

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532168162
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C0023

内容説明

学歴も社会的基盤もない。仕事は自分でつくらなければならない。独学の建築家が大阪から、世界に闘いを挑んだ。気力、集中力、目的意識、強い思いが、自らに課したハードルを越えさせる。縮む日本人を叱咤する、異色の半生記。

目次

建築家の仕事―独学でつかんだ天職
母の生家へ養子―厳しくも優しい祖母
予期せぬこと―初めての大病におろおろ
中学校の先生―「数学は美しい」と熱血指導
ボクシング―弟を追ってプロデビュー
大学進学希望―家計と学力の問題で断念
建築行脚―丹下作品に感動しきり
芸術的感性―若手が集まり互いに刺激
家族―仕事上も妻と支え合い
目標果たす覚悟―専門書片手に昼ごはん〔ほか〕

著者等紹介

安藤忠雄[アンドウタダオ]
1941年大阪生まれ。建築家。独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。79年「住吉の長屋」で日本建築学会賞。代表作に「光の教会」「大阪府立近つ飛鳥博物館」「淡路夢舞台」「FABRICA(ベネトンアートスクール)」「フォートワース現代美術館」「東急東横線渋谷駅」など。イエール大学、コロンビア大学、ハーバード大学の客員教授を務め、97年東京大学教授、03年から名誉教授。93年日本芸術院賞、95年プリツカー賞、05年国際建築家連合(UIA)ゴールドメダルなど受賞多数。10年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

51
『こども本の森中之島』のマスコミ向けの内覧会の様子の記事をみた。その設計と寄付をした安藤忠雄さんに興味を持ち手にとった1冊。日経新聞の私の履歴書に掲載した内容をまとめたもの。デビュー作「住吉の長屋」をはじめ「光の教会」「ピューリッツァ美術館」など代表的な作品の写真も掲載。学歴も社会的基盤もなく、独学で自らの道を切り開く。常に新しいことに挑戦し続けている著者の姿が心に残った。「建築とは、人間が集まって語り合う場をつくる行為にほかならない」という言葉も印象的。2020/03/07

桜もち

43
日経の私の履歴書に連載されてきたときから尊敬する人になった。独学の建築家。高卒で、教科書を買って勉強し、全く仕事がない中で空き地を見つけては建築物を想像し、その土地所有者にこんなもの建てませんかと打診する。頼んでもないことを、と拒否される。そんなことを繰り返したりコンペへ諦めず挑戦したりで、日本を代表する建築家になった。ハーバード大学で客員教授もしていたなんて。飼いならされた子供に野生を取り戻し、知性を身につけさせ、自らの意思で世界を知れという。身につまされた。とにかく、安藤忠雄の建築は美しい。2016/02/27

たー

41
安藤氏の建築が好きなので興味深く読んだ。エネルギッシュな人だと再確認。環境問題等にも熱心であることを知り更に好きになった。2012/07/15

baboocon

32
世界的な建築家・安藤忠雄さんのエッセイ。日本の若者に対し厳しい言葉で叱咤しているが、それも彼自身が独学で建築を学び、何も依るところがない状態から仕事を創り出してきた経験がある故。建築学部の学生が4年かけて学ぶ本を働きながら1年で読破したり、尊敬するコルビュジェの著書を古本屋で見つけて他人に買われないように何度も見つかりにくい場所に隠してようやく買ったという有名なエピソードは極端だけど凄まじい執念を感じる。けれど今時の若者は…なんて言い草はやはり悔しい。年寄りにそんなこと言わせないよう頑張らないとな…!2012/04/22

のし

29
仕事を作る大切さや、おそれず立ち向かう勇気と覚悟。この本には甘えはない安藤さんの人生を物語っている。建築に向き合う姿勢を参考にしたい。2014/11/21

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