明治の巨人 岩崎弥太郎

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532168032
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

三菱の創業者・岩崎弥太郎。36歳で独立して「三菱」を起こし、50歳で病没するまでの13年半で、海運界を独占し、造船、炭坑、銅山、商業学校、保険業へ進出するなど「大三菱」の基礎を築いた。企業経営の近代化をリードした「明治の巨人」の生涯に迫る。

目次

1章 一三年半で三菱の基礎つくる
2章 塾通いに明け暮れた子供時代
3章 最高学府を無念の中退
4章 初出張は酒と女の日々
5章 耐えて忍んだ宮仕えの日々
6章 土佐藩職員から商会の社主へ
7章 日本の海上交通を独占する
8章 企業経営の近代化をリード
9章 海運業外の分野も拡張する
10章 海の三菱から陸の三菱へ

著者等紹介

砂川幸雄[スナガワユキオ]
作家、編集者。1936年北海道釧路生まれ。東京教育大学文学部を卒業。「建築知識」編集長を経て、安田善次郎、大倉喜八郎、古河市兵衛、藤田伝三郎など、骨太な明治の経営者の評伝をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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超運河 良

8
お客さんは来ない、取引先は簡単には応じてくれない、お金さんがない。ないないづくしから起業して商売は出発する。最初から全てが揃っていたり、揃う目処がついた時点から商売を始めたら、一番大事な全てがないことがあたりまえなんだ、あるようになることは本当に凄い事で有難いことなんだという思いでスタートした人は、当たり前と言う事に感謝をする様になって商売の形態、精神力、お客さんとの関係などを力強く推し進めていくことが出来る。無い物ねだりをしていたら商売で一番大事な感謝を忘れ自分の事業が独り善がりになっていく。2015/09/13

さこちゃん

7
たまたま入った図書館で斜め読み。感性と行動力と運をフル稼働し、時代の波に乗った弥太郎。維新前から現代まで繋がる弥太郎の思いと三菱グループの巨大さに改めて驚き。彼の一生には維新の有名人が多勢絡んでいる。2015/09/01

ノンミン

6
明治時代という複雑な世の中で、苦労や工夫を重ねて成功していく姿が描かれていました。商船を始めたことが、時代にとても合っていたのだと思いました。そのような運を味方にし、財閥となるまで会社を育てたことは、素晴らしいと感じました。2020/11/23

Primavera

1
大河「龍馬伝」の弥太郎像が作り話だと初っ端から言ってのけるところが面白い。確かに、あの水飲み百姓のような生活から学問の道など開けるはずもない。あのドラマで弥太郎に興味を持った1人としては、真の弥太郎の生涯がわかって嬉しいところではある。ただ、作者が弥太郎贔屓でありすぎるのが少々気になる。一代で三菱財閥を築き上げた経営者としての才能、視野の広さは非凡ではあるが、家庭人としての彼はどうだったのか。女性の1人としては気になるところでもある。2011/10/14

rbyawa

0
e114、うーん、確かに当人が前書きで宣言したように今まで読んできた三菱系や岩崎弥太郎の本とだいぶ内容が違っていたんですが多分これ底本のせいなんじゃないのかと。関係者が書いた本って逆になんか年代とか違ったりするからなぁ…。もともと著者さんが明治期の財界人を扱ってるせいか、前後で内容食い違う記述もぽつぽつ、揃えてしまったほうが良かったかも。庭石集めや三菱バッシングなどの後半生の話は他で聞いたことがなくて良かったです。そもそも別に他の伝記本、大河鵜呑みにしてないしな…(軽く触れてる程度)、なんとも言いがたいw2014/04/25

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