自我作古 批評(ジャーナリズム)を考える。

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  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532167769
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

内容説明

マスメディアの存在意義はどこにある!?腐食する社会に抗して、袋叩きにされても言わなくてはならない覚悟はあるのか。『週刊金曜日』長期連載・待望の単行本化第2弾。新聞、雑誌、テレビの最前線で誠実に発言し、批判に応えてきた著者渾身のジャーナリズム論。

目次

第1章 袋叩きにされても言わなくてはならないこと(ジャーナリズムを問い直す;政治とメディア)
第2章 メディア批評の虚実(雑誌―滅び行く種族?;テレビ―永遠のジレンマと三重苦;新聞―衰弱する権力監視機能;本―文字文化から電子文化へ)
第3章 今を生き抜くヒント(サバイバル序説;この国のかたち;苦海・不浄土)
第4章 日本腐蝕列島(「隔離」したがる社会;粗暴な資本主義)

著者等紹介

筑紫哲也[チクシテツヤ]
1935年6月23日~2008年11月7日大分県生まれ。59年早稲田大学政治経済学部卒業、朝日新聞社入社。政治部記者、ワシントン特派員、「朝日ジャーナル」編集長、編集委員などを歴任し、89年退社。TBSテレビ系「筑紫哲也NEWS23」キャスター、ジャーナリスト、NPO「スローライフ・ジャパン」理事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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蘭奢待

26
一貫してジャーナリズムについて考える。テレビというメディアのありかたについて考える。新聞、週刊紙のありかたについて考える。少し古い内容が多いが、今起きている問題と同じものが過去から連綿と続いて来たことを感じる。そして今と同様、やり場のない怒りと無力感に苛まれて来た事を知る。2019/02/11

壱萬参仟縁

3
ニュース23でお馴染みだった著者。そして、評者は20年位前に、本多勝一氏と飯田市においでの時に、シンポジウムでお話を聞いたような記憶がおぼろげながらある。『週刊金曜日』が出た頃の時代だったと思う。その後は、九州の自由の森大学で本が出ていたのも思い出す。著者が生きていたら、原発再稼働への反対運動や、3.11の現場をどう報道していたろうか、と思う。著者を継承した担い手のジャーナリストがいるだろうから、そうした人たちに筑紫魂を期待したいが。『朝日ジャーナル』もいくつか復刊したので、まだまだ氏の影響力はあるかも。2012/10/18

みりん

0
日本における無二のジャーナリスト。 本当に惜しい人を亡くしてしまいました。 震災・原発について言及した章は まるで連日の報道を文字に起こしたよう。 確かに鉱山で生まれた音頭のように 原発に対する音楽は生まれなかった。 けれど今度の原発問題で 斉藤和義は神話の嘘を歌いました。 筑紫さんが健在だったなら、 どんなふうに報道しただろうと思います。2011/05/23

tak

0
★★★★2022/06/17

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