朝鮮半島201Z年

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  • サイズ B6判/ページ数 478p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532167691
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0031

内容説明

中国が韓国を買収韓中連合艦隊が津軽海峡に迫る―。日経新聞ベテラン記者が描く迫真の近未来小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

36
2010年初版。日経新聞記者。朝鮮戦争の再勃発を思い浮かべていたが、政治と外交のせめぎ合い。朝鮮半島の現状や知っておかなければならないベーシックが収められている。現実味が乏しいし、実際現状とズレているが参考になる。日経ビジネスオンライン併読。/中韓同盟が進めば朝鮮半島の緊張は溶ける。昨日読んだ「アメリカ大統領を操る黒幕 トランプ失脚の条件 」 馬渕睦夫にも属国に戻ろとするかのような韓国の動きが記されていた。‘18年中に北の態度が変わらないと米国の攻撃は必至。その後の韓国は中国へ擦り寄っていくのだろうか。2018/01/21

bapaksejahtera

9
著者が事実上主人公。時代は民主党政権で日本政府は尖閣や竹島等対外的に微温的に終始。朝日や産経新聞が極端な定型で描かれる。黄海での中国貨物機撃墜事件から中国の対韓攻勢が強まり対中畏怖の歴史的心性の韓国は経済危機。中国元の経済に飲み込まれ政治も追随。北も食糧危機や金正日の病状悪化で中国に取り込まれ、半島は中華世界に、と言う構図。小説は新聞記事や座談で構成され一般読者向けの小説仕立てではない。その後の現実は直後金正日の急逝。強硬な正恩が登場しトランプとダンス。中共政権人権批判、コロナ禍等撹乱要素が多い。難しい。2021/07/23

ゆうぼう

4
戦争物を読もうかと借りたこの本。わたしが求めていたのとは全く違うものでしたこの著者は何者でしょう?韓国・中国・朝鮮が東アジアの主軸になるというようなこの作品はわたしには受け入れられません。こんなに長編なのに中身が全くない全うな日本人にとってですが・・・。とにかく最後まで読んでだまされた感がとても強いです。日本はここに書かれているような国ではなく、国益は大切ですが、それよりも重要なことが存在することを理解している。なのに・・・。是非読んでみてください。むかつきますよ。今、鮎に夢中なんです。コロガシですが。 2016/07/22

アキ

4
大陸や半島の政治経済分野における日・中・米・北(脱北者)・南(韓国)の専門家たちが語り手となる物語。彼らの密談や会合、各種報道で語られる政治・経済の動向がそのまま朝鮮半島を巡る新しい「歴史」となっていきます。そこでは、各国の思惑が高度な外交戦略や時に陰謀へと形を変え、緊迫感に満ちたなか動き始めた時の歯車は戻ることなく201X年、201Y年とたどり、201Z年へと向かいます。現実との区別がつきにくいフィクションとしての魅力も、今の日本列島の内政事情や政治を考え合わせると、一気に恐怖感にとって変わりそうです。2011/03/25

YAS

2
韓国人の国民性の成り立ち、中国の賢さと脅威、そして日本の外交『「相手のいやなことを言わない」なら『相手も譲歩してくれる」黙っているから相手はどんどん攻め込んでくる。相手の言うことを聞き続けるのはいい。だが、最後の局面になって反撃に出るから相手も引くに引けない』  これからの中国との付き合い方(中国以外もそうだが)を日本人はもっと本気で勉強していかなくては・・・2012/11/10

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