内容説明
気象、生物学、脳科学、エネルギ―倉本聰・富良野自然塾塾長が環境問題の本質と実態について各界の賢者8人に問う。
目次
1 すばらしき偶然の惑星・地球(伊藤和明・防災情報機構会長)
2 自然体験が育てる子どもたちの脳と心(澤口俊之・脳科学者)
3 異常気象はどうして起こる?(住明正・気象学者)
4 地球の天辺から見た地球の明日(三浦雄一郎・冒険家)
5 エコ社会への鍵は江戸時代にあり!(石川英輔・作家・江戸文化研究家)
6 ナマコ的な天国の作り方(本川達雄・生物学者)
7 環境と経済は両立できるか?(末吉竹二郎・国際金融アナリスト)
8 大地の恵みを生かす“農”と“商”(柴田明夫・丸紅経済研究所所長)
著者等紹介
倉本聰[クラモトソウ]
ドラマ「北の国から」(1981年~フジテレビ)の脚本家として知られる富良野市在住の作家・倉本聰は、1984年役者とライターを養成する私塾「富良野塾」を創設。2010年に閉塾するまで、塾生と共に過ごす自然密着型の生活の中で環境保全意識を高め、そのメッセージをこめた戯曲やドラマを数多く発表。1993年、同じ環境保全意識の高い作家仲間と共に、「CCC(Creative Conservation Club)自然・文化創造会議/工場」を設立し、議場として日本各地で主に植樹活動を展開する。2006年、地元富良野に「富良野自然塾」を立ち上げ、塾長として活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ご〜ちゃん
3
江戸時代は淀川の水が飲めた、ということに驚きました。倉本 (メモに夢中)、というような臨場感あふれる本になっていて面白い。2013/08/19
nonicchi
1
脳科学者の沢口先生の項が一番面白かった。2011/02/19
やし
1
各界の著名研究者・知識人と倉本さんのインタビュー集である。編集の試みとして、対談の空気感を残すような編集スタイルにしたという。その試みは非常に成功している。最近のインタビュー記事は内容はわかりやすいけれど、対談の雰囲気が編集により壊れてしまっている記事が多い。この対談集に場の雰囲気が残っているのはそれだけで読む価値ありである。内容も環境・生きることについて見失った部分に光をあて、ときに対談者を凌駕する見識を倉本さんが発揮しているのが面白い。8人の対談者それぞれ面白いけど個人的には本川さんか。タイトルも秀逸2011/01/28
夜行
0
「生物は基本的に産んだら終わり。その後はおまけの人生」「今の便利は次の世代の必需品。そんなことがいつまでも続くはずはない。」「日本は農作物の半分を捨て、外国から輸入している。」2011/10/14
GO旦那
0
震災前にこの本が書かれている事実。震災後の日本の方向性を示すまさに好著!読むべし!読みやすいよ!2011/04/27