内容説明
ヘミングウェイの小説にはさまざまな“モノ”が描かれている。一方、米ボストンのJFKライブラリーには、ヘミングウェイのさまざまな身の回り品が収蔵され、買い物の領収書や注文書なども保管されている。それらの“モノ”を照合させ、また見比べながら、ヘミングウェイという20世紀に生きたひとりの作家の実像を明らかにする。
目次
ファッション/カジュアル篇 アメリカン・カジュアルウェア黄金期の記録(下着をはくことが私にはフォーマルなのだ―ショーツ;実用的で長く愛用できるものを選ぶ―サンダル ほか)
ファッション/ドレス篇 ナチュラルショルダーとヘミングウェイの時代(ブルックスでプロポーズ大作戦―スーツ1;ジャズスーツが正装―ジャケット1 ほか)
愛用品/仕事篇 よく書き、よく読み、よく遊ぶ(「省略の文体」を支えた本棚―愛蔵書;第一稿は2Bの鉛筆で書く―鉛筆 ほか)
愛用品/趣味・生活篇 ハードボイルド・リアリズムと20世紀デザイン(鼻パッドのノンシャラン!―眼鏡;オルドニェス牧場のルイ・ヴィトン―バッグ1 ほか)
著者等紹介
今村楯夫[イマムラタテオ]
1943年、静岡県生まれ。東京女子大学教授。日本ヘミングウェイ協会会長。キューバのヘミングウェイ博物館を訪れたことをきっかけに、1992年に日本ヘミングウェイ協会を設立。以来、ヘミングウェイ協会(USA)の国際大会にて論文を発表するなど、各国の研究者との交流も盛んに行っている。2001年より同協会の会長に就任
山口淳[ヤマグチジュン]
1960年、兵庫県生まれ。大学在学中から雑誌の編集に携わり、卒業後は、ファッション誌、旅行雑誌、モノ雑誌などでエディター、ライター及びディレクターとして活動後、ライター専業に。とくに服飾とプロダクト全般に詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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