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ヘミングウェイの流儀

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532167349
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0023

内容説明

ヘミングウェイの小説にはさまざまな“モノ”が描かれている。一方、米ボストンのJFKライブラリーには、ヘミングウェイのさまざまな身の回り品が収蔵され、買い物の領収書や注文書なども保管されている。それらの“モノ”を照合させ、また見比べながら、ヘミングウェイという20世紀に生きたひとりの作家の実像を明らかにする。

目次

ファッション/カジュアル篇 アメリカン・カジュアルウェア黄金期の記録(下着をはくことが私にはフォーマルなのだ―ショーツ;実用的で長く愛用できるものを選ぶ―サンダル ほか)
ファッション/ドレス篇 ナチュラルショルダーとヘミングウェイの時代(ブルックスでプロポーズ大作戦―スーツ1;ジャズスーツが正装―ジャケット1 ほか)
愛用品/仕事篇 よく書き、よく読み、よく遊ぶ(「省略の文体」を支えた本棚―愛蔵書;第一稿は2Bの鉛筆で書く―鉛筆 ほか)
愛用品/趣味・生活篇 ハードボイルド・リアリズムと20世紀デザイン(鼻パッドのノンシャラン!―眼鏡;オルドニェス牧場のルイ・ヴィトン―バッグ1 ほか)

著者等紹介

今村楯夫[イマムラタテオ]
1943年、静岡県生まれ。東京女子大学教授。日本ヘミングウェイ協会会長。キューバのヘミングウェイ博物館を訪れたことをきっかけに、1992年に日本ヘミングウェイ協会を設立。以来、ヘミングウェイ協会(USA)の国際大会にて論文を発表するなど、各国の研究者との交流も盛んに行っている。2001年より同協会の会長に就任

山口淳[ヤマグチジュン]
1960年、兵庫県生まれ。大学在学中から雑誌の編集に携わり、卒業後は、ファッション誌、旅行雑誌、モノ雑誌などでエディター、ライター及びディレクターとして活動後、ライター専業に。とくに服飾とプロダクト全般に詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カタコッタ

15
ヘミングウェイは写真が多い作家です。 被写体にピッタリのルックスです。ちょっとお金持ちのお生まれの方に多くいる、独特なセンスと趣味を追求し、(日本では石原裕次郎の様な感じ)好きと嫌いをハッキリさせる奔放なところ、誰もが憧れてしまうのが分かります。好きを極めるのが仕事に繋がる実に羨ましいお方だと思います。前からヘミングウェイははオシャレな人だと思っていましたが、こういう本が出て自分の興味がますますそそられました。2021/07/18

おもろい於間抜

9
ヘミングウェイの生活と意見といったことに興味があり、彼の遺品(領収書といった細かいものまで)の紹介という本書は、ヘミングウェイというパパヘミングウェイと巷間につたわるイメージの実像を知る手引書となっていると思います。人間ヘミングウェイを知って作家という業を知る、というかやはり偉大な男だとおもいました。2021/11/08

mstr_kk

7
ヘミングウェイの「モノへのこだわり」を、文章と写真で解き明かす1冊。モノは歴史と生き方を映すのだなと思いました。非常に興味深いです。2016/05/09

りんご

5
ヘミングウェイの生き方 日本で言う 文豪ではないでしょうね アウトドア ファッション 自分のこだわりの中で生きた人 2018/09/27

駄目男

5
ノーベル賞作家の自殺と言えば川端康成とヘミングウェイだが、この二人の経歴や風貌はあまりに対照的すぎる。 痩せぎすで蒲柳の質の川端とは反対にマッチョでタフネスのハードボイルド・リアリズムの作家ヘミングウェイは災難に見舞われながらも不死身な強さを内外に示してきた。 だが、この本の主体は彼の伝記ではなく、こだわり続けたアイテムの紹介といったところか。 着るものや道具に求めたのはシンプルさと実用性。 服装や持ち物に無頓着で執着しなかった人物と書かれている定説を覆すのが本書の狙いとも言える一冊といっていい。 2015/08/10

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