内容説明
夫は上方歌舞伎の大名跡を襲名。妻は女優から政界へ、参議院議長に。結婚で重なった人生はその後も波瀾万丈。共に築いた家庭がふたりの絆を深めた。日経「私の履歴書」史上初の夫婦競演は、時に艶っぽく、見せ場たっぷり。
目次
第1部 夫の履歴書(成駒屋の家;上方の伝統を継ぐ;楽しい国民劇;近松の言葉 藤十郎の芝居)
第2部 妻の履歴書(宝塚へ;「梨園」の妻に;家庭を築く;女性議員)
感想・レビュー
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rinrinkimkim
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扇さんって「3時のあなた」の司会なすってたんですね。知りませんでした。。。 そもそもこのお二人の絶頂期が私の子供時分ですから当たりまえと言えばあたりまえ。山城屋さんの一生青春があいだみつおさんと同じだったというのも驚きでした。2014/08/06
1131you
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ぱっと見立派な単行本だが手に取ると分厚い紙で字も大きく行間のスペースもゆったりしていて笑った。 昔気質な家庭の娘さんが宝塚入りし梨園の妻となり政界入りして大臣にという人生はなかなかドラマチックだった。「彼は芸人だから。モテない男なんてつまらない」と言ってのける妻とそう言わしめる夫。お話のような夫婦。 それだけに夫婦での執筆なので夫婦関係や家族観のぶつけ合い的なのを想像したのだが私の履歴書でそんな訳ないか。歌舞伎役者の妻とは何たるかを夫婦双方の視点から読めれば面白いと思ったのだが2023/12/25