君命も受けざる所あり―私の履歴書

君命も受けざる所あり―私の履歴書

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532166434
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

反軍少年、共産党員、政治記者、社内抗争。そして部数1千万部の読売新聞トップへ。新聞文化賞受賞の著者が半生を書き尽くす。

目次

第1章 哲学青年(父のない子;母の期待 ほか)
第2章 政治記者(読売入社;週刊紙 ほか)
第3章 確執(社会部帝国;国有地払い下げ ほか)
第4章 筆政を掌る(ロッキード事件;論説委員長 ほか)

著者等紹介

渡邉恒雄[ワタナベツネオ]
読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆。大正15(1926)年東京生まれ。昭和24(1949)年東京大学文学部哲学科卒業。平成19年(2007年)カンヌ国際広告祭で、「MEDIA PERSON OF THE YEAR」に選ばれ、日本新聞協会より「新聞文化賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yokmin

18
素朴な疑問ながら、新聞記者が政治家の助言者や仲介者の役割をやりながら、中立的な記事が書けるものなのだろうか。2023/05/01

澤水月

12
日経連載をまとめた07刊行本、直近自伝となる。平明な文だが既刊本より戦時の状況や同窓生の描写など新たに知る箇所も。務台氏、氏家氏への感情も率直。学生時の反戦反軍引いては反天皇からどう折り合いつけたかはここで初めて読んだように思う(コメに)。とにかく文章と思想の芯強さはどこでも光り(媒体により硬度を自在に使い分ける)平成の終わりにどうあるのか興味深い。できれば自筆の最新自伝ないし日記か、非「お友達」による是々非々…心酔も罵倒もしない中庸…な評伝読みたいもの2019/02/22

亀山正喜

4
亡くなられたことを受け、どのような人生であったかを知りたく手にとった。私は野球好きなので、ご多分に洩れずいわゆるラスボス的な悪役のイメージを持っていた。しかし、そのような面だけの人間がここまでの地位に昇れるわけもないと思ってもいた。本文でも端々に感じるが、凄まじく勉強をされていることがわかる。その上で言い切る決断力もある。そして間違えたと思えば修正する。最もそれを感じたのは本文ではなく、最後に資料としてある社説。読売新聞の方向性を示す文であるが、力強く読みやすい文である。ご冥福をお祈りします。2025/02/22

3
戦前に生まれ、戦中に理不尽を感じ、戦後に疑問を生じて、昭和で動き、平成を通り抜けて、今に到る。とにかく文章が読みやすいのは名記者ということだろう。表に出ると悪党と評される方でございますが、伊達にその長い間鉄火場で争い勝ってきたわけではありませんなあ。2019/11/13

unterwelt

3
魚住昭のノンフィクションを読んでナベツネ自身はどう考えているのか知りたくて本書を取ったが、「私の履歴書」をまとめたものだからか、どこかあっさりした印象。それにしても新聞記者が政治家に食い込んで政界を動かすのはやっていいことなのかと、この手の本を読むたびに思う。2017/05/17

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