内容説明
バンダイで開発と営業を担当した著者がついに語った、「ガンプラ」誕生秘話!歴史を揺るがすロングヒットの秘密が今、明らかになる。
目次
1 発案
2 版権取得
3 企画
4 組織体制
5 発売開始
6 商品開発
7 ラインナップ戦略
8 社会現象化
9 生産
10 ロングヒットへ
俺たちのガンダム・ビジネスその成功の秘密とは
著者等紹介
松本悟[マツモトサトル]
1948年静岡県島田市生まれ。70年(株)バンダイ入社。設計課を経て、82年技術部部長。85年開発本部部長。その後、玩具開発一部部長、玩具模型事業部ホビー部部長、ホビー事業部事業部長、静岡工場工場長などを経て、94年サンライズ取締役に。2002年バンダイチャンネル代表取締役就任。現在、サンライズ音楽出版代表取締役、サンライズインタラクティブ代表取締役を兼務
仲吉昭治[ナカヨシショウジ]
1942年大陸生まれ、長崎県出身。66年駒沢大学経済学部経営学科卒業後、(株)バンダイに入社。玩具事業部を経て、78年玩具キャラクター事業部商品部長、80年新規事業部事業部長。91年テレマーケティングの株式会社ジー・エフ・シー(現・株式会社ジー・エフ)を設立。同社代表取締役社長。2004年、東証マザーズに株式上場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
56
面白かった&懐かしかった🙂バンダイで開発と営業を担当してきた2人が、歴史を揺るがすロングヒットとなった「ガンプラ」の誕生秘話を明かした一冊。成功へのカギは、映像作品の人気に頼らなくてもプラモデル固有の商品力で自立できる市場環境を築いたこと。その下支えとして、理想のカタチを追い求めるヘビーユーザーたちをターゲットにしたこと。その期待に応え、より魅力ある商品を出し続けたこと。1/144スケールなど統一スケールを発案したことなど。小学生の頃「ジャブローに散る」のシーンのガンプラにハマりました。2025/05/30
ようはん
20
ガンプラ誕生にもプロジェクトXばりのドラマがあったという話。ガンダム自体のコンデンツパワーはあったとはいえ、営業にしても設計にしても関わる人々の熱量は凄まじく、そりゃ大ブームになるわと納得。2025/05/11
宇宙猫
18
★★★ ガンプラ開発当時の話。がむしゃらさに時代を感じる。SDガンダムって良く分からなかったけど、できた経緯が知れて面白かった。2025/05/22
maito/まいと
11
再読。ガンダム劇中の台詞や要素になぞらえて進行しているのでダマされてしまうが(笑)実際の現場はこんなもんじゃなかっただろうなあ。2016/09/14
kubottar
9
幼少時、ガンプラブームを味わった者にとっては懐かしさに涙がでそうになりました。今では信じられないかもしれませんが、当時は模型屋に行列ができていたんですよね。当時の熱気を知っている世代が読んだら夢中になることうけあい2011/06/19