内容説明
こんなにも貧しい日々を生きた少年がいた。貧しさに挫けず夢を抱き続けた青年がいた。心の歌は彼の掌の中で温められた小さな希望から生まれた。「からたち日記」から「北国の春」まで遠藤メロディーの水脈を辿る旅。
目次
第1章 歌うたいの兄にゃ(五歳の記憶;死神 ほか)
第2章 苦い夢(昭和二十四年七月;流しのエンちゃん ほか)
第3章 転変(初ヒット;からたち日記 ほか)
第4章 残酷な青空(ミノルフォン・レコード;こまっちゃうナ ほか)
第5章 歌という友(再出発;指輪 ほか)
著者等紹介
遠藤実[エンドウミノル]
昭和7年東京都生まれ。疎開先の新潟で少年期を過ごし、24年上京。演歌師をしながら作曲を独学し、32年「お月さん今晩わ」のヒットを機に本格的な作曲活動に入る。平成8年NHK放送文化賞受賞、15年文化功労者に顕彰される。7年から六年間、社団法人日本音楽著作権協会会長。17年から社団法人日本作曲家協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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