地図は語る「世界地図」の誕生

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532165833
  • NDC分類 290.38
  • Cコード C0025

内容説明

大航海時代に誕生した地図史上の傑作「カンティーノ図」。それまで文字通り未知のものだった世界を見事に描いた地図は、いかにして作製されたのか。背後にある人類の世界認識の変遷をも交え解き明かす。

目次

1 地図が表現するもの―「世界」のかたちを語り描くということ(経験と観念が地図をつくる;経験世界の内と外はどのように語り描かれてきたか)
2 中世世界図を比較する(法隆寺蔵五天竺図;ヘレフォード図 ほか)
3 なぜカンティーノ図は画期的な「世界地図」なのか(数奇な来歴―盗写と流転;カンティーノ図の画期性(1)―中世世界図との比較から ほか)
4 カンティーノ図を読む(読解への視座―地図の四要素;思想性とカンティーノ図 ほか)

著者等紹介

応地利明[オウジトシアキ]
1938年大阪市に生まれる。1964年京都大学大学院文学研究科博士課程退学。専攻は地域研究。立命館大学文学部教授・京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はみ

2
難しかったけど、面白かった本。「なるほどなぁ」と思うこともあり、昔の地図には宗教や思想がとても反映されてたんですね。あと個人的に、中世の頃の地図は夢や浪漫が感じれました。2015/04/27

KBS

1
当時の人々による想像上の地理学を取り扱った本の中でも広い題材とわかりやすさを両立させているので、この分野の中でもかなり入りやすい部類の本。2012/02/22

Saiid al-Halawi

0
本来の使途以外にあまりスポットの当たらない地図、その「傑作」のピックアップ。これが結構面白い。ただ、主役であるカンティーノ図の引き立て方が少々露骨。2010/07/04

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