出版社内容情報
沈滞する日本企業が起死回生策として導入を進めている能力主義。しかし、ビジョンなき形だけの導入はただ企業を弱らせるだけである。欧米企業で長年、能力主義にさらされてきた著者が、豊富なケーススタディーであるべき姿を詳述。
内容説明
「借り物」でない“日本製”能力主義のための必要条件とは何か?冒険できる組織風土づくりへのヒントを、欧州のビジネス現場から提案。
目次
1 今なぜ能力主義なのか(ぬるま湯の中の危機;「弱肉強食の世界」へのおびえ;自信なき“集団ヒステリー” ほか)
2 能力主義の相貌(“透明な管理者”の恐怖;人間関係の衝突;上司の査定・部下の査定 ほか)
3 「日本製」能力主義を模索する(「自家製」能力主義のすすめ;能力の客観的順位づけ;前任者のいない能力の評価 ほか)