出版社内容情報
書名
内容説明
日本経済の長期停滞の根本原因が資産デフレと大競争圧力による「複合デフレ」にあることをいち早く指摘、不良債権処理の早期断行をかねて主張してきた著者が、日本経済の閉塞状況を広い視野から徹底解剖。新世紀・世界同時不況の到来を警告し、危機的様相を強める日本経済を救済するためのラジカルな包括的政策パッケージ、工程表を緊急提言する。
目次
第1部 「強行着陸」と資本主義の一時停止(唯一の突破策は「強行着陸」;「軟着陸シナリオ」は危険な選択;誤った景気診断と「軟着陸手法」)
第2部 「一〇年デフレ」の経済学(資産デフレと経済学の死;「複合デフレ」の構造)
第3部 二〇〇五年復活への海図(視界に入った再生航路;新世紀日本の黎明;新世紀世界不況の足音)
著者等紹介
斎藤精一郎[サイトウセイイチロウ]
1940年東京生まれ。63年東京大学経済学部卒業後、日本銀行に8年余り在職(調査・外国為替など担当)。72年に立教大学助教授に転じ、現在、立教大学社会学部教授(専攻=社会経済学、日本経済論、金融論)、NTTデータ経営研究所所長
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