出版社内容情報
21世紀をリードするのは豊富な無形資産をもつ「バーチャル国家」だ。その先頭を行くのは米国であり、日本はバーチャル国家へ向けての重大な分岐点にある。著名国際政治学者が来るべき世界と国家像を描く注目の書。
目 次
日本語版への序文
原著序文
●第一部 バーチャル国家とは何か
第一章 新しいタイプの国家
第二章 ストックからフローへの転換
第三章 国家はいかにしてバーチャル化するか
第四章 「紛争はなくならない」というテーゼは正しいか
●第二部 バーチャル化の政治的な意味、国際関係への影響
第五章 国内への影響----市場と国家
第六章 統治と世界経済
●第三部 バーチャル時代における国家
第七章 バーチャル国家----香港、シンガポール、台湾
第八章 日 本
第九章 アメリカ合衆国
第十章 ヨーロッパとロシア
第十一章 中国および新興国
●第四部 新しい国際政治経済システム
第十二章 世界経済における価値の無形化
第十三章 国家と世界
[補論]国際理論----新しいパラダイムが生まれる?
原注
訳者あとがき
内容説明
グローバル経済では知的活動こそが富と力を生む。世界は、知的パワーを備える「頭脳国家」と製造中心の「身体国家」に分かれ、軍事力を行使しての大規模な国際紛争は減少していく―。豊富な例証をもとに大胆に展望する、21世紀世界。
目次
第1部 バーチャル国家とは何か(新しいタイプの国家;ストックからフローへの転換 ほか)
第2部 バーチャル化の政治的な意味、国際関係への影響(国内への影響―市場と国家;統治と世界経済)
第3部 バーチャル時代における国家(バーチャル国家―香港、シンガポール、台湾;日本 ほか)
第4部 新しい国際政治経済システム(世界経済における価値の無形化;国家と世界)
著者等紹介
ローズクランス,リチャード[Rosecrance,Richard]
米カリフォルニア大学政治学教授および同大学ロナルド・バークレ国際関係センター所長。ハーバード大学Ph.D.。著書に「The Rise of the Trading State,America’s Economic Resurgence」などがある。経済学、国際的な安全保障問題に関心を寄せる。経済に通暁した政治学者として知られ、これまでの著作では、日本及びドイツの通商国家としての台頭とその国際政治経済への影響などを論じてきたが、本書では、グローバル化のもとでのサービスや知的資源の重要性を明らかにした上で、国際関係へのインパクトを追究している
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