出版社内容情報
元本割れの危険性がある金融商品の販売指針などを定める「日本版金融サービス法」が国会で成立する予定だ。「説明義務の明確化」「調停機関の設置」など、この分野の先進国イギリスの事例も豊富に交えながら詳説する。
目次
プロローグ
第1章 日本版金融サービス法の誕生
1.金融商品の販売等に関する法律
2.日本版金融サービス法の理念
3.日本版ビッグバンとその時代背景
4.求められる日本版金融サービス法
第2章 日本版金融サービス法の今後の課題
1. 金融審議会第一部会「中間整理(第一次)」
2.「新しい金融の流れに関する懇談会」
3.金融審議会第二部会
4.今後想定される具体的事例
第3章 英国の金融サービス法
1.英国の金融サービス法の理念と意義
2.英国の金融サービス法制定の背景
3.英国の金融サービス法の内容
4.監督機関と自主規制機関
5.サッチャリズムと英国のビッグバン
6.広い意味でのビッグバン
7.英国の新しい金融の流れ
第4章 英国の金融サービス法の限界と抜本改正
1.金融サービス法体系の適用緩和
2.不正販売問題
3.金融サービス法の限界への対応
4.監督機関の一元化
5.金融サービス法の抜本的改正
第5章 コンプライアンス体制の確立に向けて
1.求められるコンンプライアンス
2.セールスの仕方への不信
3.新しい金融の流れへの対応
4.業法とコンプライアンス
5.経営破綻の背景にあるもの
6.外国の金融機関のマーケット参入
7.コンプライアンスのためのエンフォースメント
8.日本版金融サービス法の理想像
エピローグ
[巻末資料] 金融商品の販売に関する法律
索引
内容説明
「金融商品販売法」(日本版金融サービス法第一弾)を徹底解説!金融商品の範囲、説明の義務と方法、顧客の知識に応じた配慮…英国の金融サービス法との違いを浮かび上がらせ、あるべき顧客保護の姿を探る。
目次
第1章 日本版金融サービス法の誕生(金融商品の販売等に関する法律;日本版金融サービス法の理念 ほか)
第2章 日本版金融サービス法の今後の課題(金融審議会第一部会「中間整理(第一次)」
「新しい金融の流れに関する懇談会」 ほか)
第3章 英国の金融サービス法(英国の金融サービス法の理念と意義;英国の金融サービス法制定の背景 ほか)
第4章 英国の金融サービス法の限界と抜本改正(金融サービス法体系の適用緩和;不正販売問題 ほか)
第5章 コンプライアンス体制の確立に向けて(求められるコンプライアンス;セールスの仕方への不信 ほか)
著者等紹介
牛越博文[ウシコシヒロフミ]
1962年生まれ。87年日本生命保険相互会社に入社。フランクフルト、ウィーンを経て90年代前半にロンドンに駐在し、主に生命保険営業に携わる。帰国後、ニッセイ基礎研究所を経て、2000年、日本生命保険相互会社を退社。現在、イーエフピー株式会社戦略企画室長。著書に『金融サービス法舜(金融財政事情研究会)
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