出版社内容情報
世界に冠たる技術力、日本経済発展の主役といった光の部分と談合など得体の知れない部分とを持つ建設業界。その現状と課題を、産業組織、労働、公共経済、技術の四つを柱にわかりやすく解説した入門書の決定版。
内容説明
談合はなぜなくならないのか。工事下請けまかせのゼネコンは何をしているのか。仕事がきつい割に賃金が低い職種なのか。「上請け・丸投げ」は誰の責任か―建設業にまつわる“なぜ?”を経済学・経営学・社会基盤工学の知恵を結集して明らかにする。
目次
第1章 建設産業とは
第2章 建設産業は特殊か
第3章 建設産業の企業行動
第4章 公共工事の発注システム
第5章 建設産業における政府の役割―発注者としての政府
第6章 建設労働の構造と特徴
第7章 建設サービスのコストと品質
第8章 建設産業と技術革新