出版社内容情報
奥田社長就任以来、情実より資本の論理などスピードの経営を前面に打ち出し改革を進めてきたトヨタ。なぜそれが必要なのか。どこまで成功したか。障害は何か。独占インタビューを含む綿密な取材に基づき、変貌するトヨタの実像に肉薄する。
内容説明
「あのとき奥田さんが社長になっていなかったら、いまのトヨタはない」。多くの社員がはばかることなくそう断言するように、トヨタ自動車の奥田碩会長(前社長)は「トヨタの変革」を象徴してきた。本書は、奥田氏が社長として文字通り駆け抜けた千四百日を検証しながら、トヨタがエクセレントカンパニーとして君臨し続ける秘密に迫っている。
目次
序章 「奥田トヨタ」の千四百日
第1章 生き残りかけた新しい経営の模索
第2章 「資本の論理」映すグループ戦略
第3章 車の売り方を変えろ―シェア四割復帰への挑戦
第4章 「コスト革命」に挑む
第5章 世界を相手にあくなき挑戦
第6章 デンソー―岐路に立つグループ最大子会社
第7章 トヨタ改革は進むか―奥田・張体制の課題