内容説明
「古典」はいつも新しい。先駆者たちの思想は、現代の経済問題を読み解くヒントに満ちている。第一線の経済学者が人物像・時代背景をおりまぜて解説する経済思想ガイド。
目次
K・マルクス―『プリュメール一八日』と『資本論』を読み直す
アダム・スミス―市場メカニズムの発見
D・リカード―証券ブローカー出身の経済理論家
A・C・ピグー―厚生経済学の体系化
A・マーシャル―「人間の研究」としての経済学
T・R・マルサス―保守派経済学の源流
V・パレート―完全競争とファシズムの共存
J・ベンサム―功利主義と社会改革
W・S・ジェヴォンズ―孤独の先駆者
マックス・ウェーバー―近代資本主義との絶望的な闘い〔ほか〕