出版社内容情報
コスト削減、生産性向上、不正対策など様々なメリットを生み出すキャッシュフリー。FinTechを活用した実現への戦略を解説。
内容説明
コスト削減、生産性向上、地下経済縮小など様々なメリットを生み出す脱現金化。実現のための具体的戦略、脱現金化の先端事例、金融政策への影響などを詳細解説。
目次
序章 キャッシュフリー経済がやってくる
第1章 脱現金化を可能にするFinTech
第2章 ブロックチェーンと現金のデジタル化
第3章 キャッシュフリー時代の金融政策
第4章 日本はFinTech振興を脱現金化に向けるべき
第5章 電子決済分野の公共政策比較
第6章 銀行の再定義とオープン化
第7章 キャッシュフリー経済実現の条件
著者等紹介
淵田康之[フチタヤスユキ]
1958年北海道生まれ、81年東京大学経済学部卒。野村総合研究所入社。同社資本市場研究部長を経て、2004年野村資本市場研究所設立に伴い同研究所執行役、11年より研究理事。2003年から10年まで金融審議会委員、10年より公認会計士・監査審査会委員。シカゴ大学MBA。CFA認定証券アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
69
この本はフィンテックという副題がありますが、いわゆる現金レスの社会を見据えた現在の技術や政策についてまとめたものである意味非常に参考となります。最近の風潮のようにやみくもにフィンテックといっているわけではなくどのような問題点があるかも指摘してくれています。かなりじっくりと読ませてくれる本です。2017/07/21
かった
2
☆5.私は仕事の関係で電子決済に携わっているがこの分野は日進月歩のせいかなかなかまとまった書物はない。逆にいうと個別の参考資料はたくさんあるのだがそれぞれがどういう位置づけでどういう意味合いを持つのかは理解が難しい。 本書はキャッシュフリー経済のメリットから論じてそれがたんにパーソナルレベルの決済にとどまるものではなく、銀行間決済等の社会インフラにもつながることを説く好著である。 引用している文献も豊富でレファレンスとしても役に立つ。 この分野に関心のある人は是非ひも解いてほしい2018/04/07
蒼1228
1
図書館。仕事の関係で手にとったけど、少し専門的というか、学術本よりな印象。もう少し図表が多い本をとっかかりにするべきだったかも。2019/01/27
楓
0
この間東欧に旅行したのですが、地下鉄の切符がクレジットカードで買えることに驚きました。 先進国=キャッシュレス先進国と考えがちですが、むしろ逆転ですね。2017/11/11
ねええちゃんvol.2
0
★★ ちょいと難しかった2020/01/05